仲が良い?

ベルフェゴール視点


ガキを連れて、フランの部屋の前まで来た。
どうやら、ガキは扉の絵が気になるようで、ガン見している。
まあ気になるわな。
フランのイメージとは違うだろうし。

うしし、からかってやろー。


「それ、あいつが描いたんだぜ」
ニヤニヤしながら、ガキに声をかけた。

が、あまり理解できないようだったので、フランが描いたと言うと、驚いて目を見開いた。

「とんでもねー嘘つくんじゃねーですよー」
左後ろから声が聞こえて、うしし、と笑った。

「てめーが描いたくせによー」
「そーだっけ、記憶にねーな」
「まじ死ねよ」
「てめー先輩にそれはねーだろセンパイに。」
「はいはい先輩まじ尊敬ッス。リスペクトしてますから。リスペクト(笑)」
「…」
萎えた。ンだよ、コイツ生意気すぎだろ。

ガキが何故か俺たちに優しい視線を送る。腹立つ。


「で、ガキ二人がなんの用ですかー」
「センパイだっつってんだろ」
「ガキ先輩」
「お前…」
フランのがガキのくせによく言う。
言い返してやりたかったが、まあ先輩だし、大人だし。

「…飯持ってきてやったんだよ。後輩思いの優しー先輩が」
「おーまじですかー」
「ありがとうは?」
「アリガトウ。」
「しし、せーぜー感謝しろよな」
苛立たしげにオレをちらりと見て、フランはアリガトウ、アリガトウと適当にお礼を言ってから食事を受け取った。


「…?ていうかこれ、ちょっとくさくないですかー?」
「は?お前、オカマに殴られるぞ」
「いや……刺激されるようなっていうか…嗅ぎ慣れた香りが……」
「!」
コショウのことか。

「……さあ?食ってみればわかるんじゃね?」
誤魔化して、ニヤニヤ笑う。

「はいはい、ありがとうございまし、たっ!」
「そうはさせるか!」
フランによって勢いよく閉まろうとしたドアに足を挟ませて止めた。

「…足どけてください」
「しししし、やーだね」
ガキの腕を掴んで、一緒に中に入った。


ししし、せーぜー面白い反応しろよな。