白蘭視点
可愛い女の子を見つけた。
外出をしていたら、見覚えのある奇抜な髪型と銀髪を見つけた。
からかってやろうと鼻歌混じりに後をつけていたら気付いた、二人の真ん中に居る小さな子ども。
ついにロリコンに目覚めたのかなぁ、と思いながら、それでも尚ついて行くと、二人を見失ってしまった。
あらら、残念。なんてマシマロを食べながら思って引き返すと、今度は二人が連れていた少女を見つけた。
暇だったし、なんとなく観察していたら、少女はキョロキョロした後にほう、と悦に入ったように溜め息をついた。
それから傍の子ども服が気になったらしくジロジロ見てから、値札を確認した。すぐにギョッと目を円くして、慌てて手を離した。
それからまたキョロキョロして、傍のベンチに腰を落ち着かせた。
その子はそのまま体育座りをして、膝に額を押し付けた。
なんとなく気になったので、頭を撫でてみた。ぽんぽん、と叩くように撫でると、ゆるゆると顔をあげる。
それから、ギョッと目を見開いた。
「やほ」
にこにこしながら挨拶をした。怪訝そうな顔をするその子に、自己紹介した。
「僕は白蘭だよ。初めまして」
その子は、ただこちらを黒く澄んだ瞳でじっと見つめていた。なんだか、居心地が悪くなるような視線だった。