ついに戦闘開始
「何だと、数万の敵が進軍しておるだと」
メタボ将軍が喚く。
「何故敵はそんなに増殖した」
「漢軍の他の砦が全て敵の手に落ちたそうです」
「ええい、不甲斐ない連中だ。わしはこれ程頑張っておるというのに」
劉備は心の中で突っ込みを入れた。
「あんたが砦の攻略をサボり続けてきたせいだろ」と
「幸い、我が軍は将軍の見事な采配のお陰で無傷です」
曹操がうまいことを言う。戦をサボり続けてきたので、兵は無傷である。
「惇兄、こっそり迂回して敵の砦を攻めろ。相手はアホだから本陣が空だ」
曹操が乾坤一擲の秘策を披露。
「マジで空なのか?」
「郭嘉が言うんだ。間違いない」
「心得た」
夏侯惇は疾風のように駆け出す。劉備一向も勢いで続く。
「曹操とかいう男、兵法に通じてやがる。ここで敵の拠点を抑えちまえば、敵は孤立する」
関羽は学のあるところをアピールしつつ曹操を誉め称えた。
「それより、敵が砦を空にしているという郭嘉の読みと、それを信じる度量、只者じゃねぇな」
劉備もアピールしつつ曹操を誉め称える。
「よし、進軍はここまでだ。今日は飯食って糞してとっとと寝ろ」
夏侯惇が宿営の命令を出す。
「って、待て、まだ日が高いぞ。夏侯惇。進軍を続けろ」
「黙れ、劉備、充分な休養を取らんと戦闘はできん。そんなこともわからんのか土素人」
漢軍はいつからシェスタの風習を取り入れたのか。
ともかく、劉備は今更ながら漢軍が連戦連敗を続けてきた理由がわかった。
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