薬研とラッキースケベ


「よお大将、良い景色だな」
「そう思う!?お前の感性すごいね!!」

前略、お母様。
審神者となった貴方の息子は今、絶世の美少年に顔面騎上位をされています。

「おかしいだろ!なんでこうなった!?」
「あー…俺が天袋の荷物を取り出そうとよじ登って、落ちかけて、助けに来てくれた大将が着地地点にいたからなすすべなく落ちてこのザマだな。首の骨痛めてねえか?」
「着地の邪魔してごめんね!!!身体が勝手に助けに向かったんだよ!!あといい加減どいてくれツライ!!」
「またぐらでごにょごにょされるとクるもんがあるなあ」
「この野郎ビクともしねえ!!誰か!!誰かー!」
「んっ」
「やめろー!!艶っぽい声を出すな!!」

俺を押しつぶさないように中腰で顔にまたがる薬研が全く動かない。こいつ、刀剣男士としての力を無駄に活用して…!
あっやら、んぅやらわざとらしい声がする。うおおおー!もう怒った!と、抜け出そうとする方向から起き上がろうという動きに変えたら、この動きは予想外だったらしくコロンと転がった。

「どうだ!」
「………」
「全く!こういう冗談はやめろと言ってんのによ!」

転がり落ちたままの薬研に説教を開始するが、こたえがない。貴様、俺の大事な話を無視……、

「えっ何その顔」
「…………♡」


続きは布団でやろうぜと、頬を赤く染めた薬研が俺の腕をがっちりと握りしめたのであった。


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