好きが溢れて今このザマです


『僕はブラー君のブラー宇宙一の早口ロボットでエリートガードで最速の男ブラー僕はブラーナマエのブラー何十年もずっと未開の星でひっそりこっそり走り回っていたブラー僕はブラーナマエのことが大好きなブラーあちこち故障してポンコツになってしまったけれどもナマエの献身的な介護でここまで復活したブラー僕はブラー君のブラーナマエのブラーナマエのことが大好きなブラーブラームギブラーゴメブラータマゴ!アカマキブラーアオマキブラーキマキブラー!ブラーブラブラみブラブラー合わせてブラブラむブラブラー合わせてブラブラくブラブラー!』





『さっぱりわからん』




発声回路の調整を…というわけでブラーの早口を聞いていたのだが、何だか以前聞いた時より進化している。ブラブラしすぎて何言ってるのかわからない。

『わかってわかってわかって?ナマエのことが大好き大好き大好きって言ってるのさ』

『ああ、それは伝わってる。細かい内容が入ってこないだけだ』

『恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい』


どうやらブラーは声がでなくなっていた時にも、一生懸命声を出そうとしていたらしい。
しかし唐突に声が出るようになった為、今度は反動で言葉が多くですぎるようになってしまった。まあ、こっちは本当に一時的なものなので問題はないそうだ。ほっといたらなおると太鼓判を押されてしまった。


ただでさえ喋ると止まらないブラーがこんな事になったので、静止役として俺の有給は自動延期された。
ブラーも病み上がりに加え、長期の異星潜入調査を終えたばかりなので有給をガッツリ消費している。



つかの間の平和だ。旅行にでも行こうかなあ…。


『ナマエナマエナマエ?どうしたの何何何考えてるの??』

『お前とどこか行きたいな、と』

『ハネムーーーーーーーーン!!』


【ハ】で走り出し【ン】で戻ってきたブラーはキラキラとした眼差しで色とりどりのチラシを持ってきた。どうやら地球のものらしい。お前、いつの間に…。

いろいろと突っ込みたいが、目星を付けているところがあるようだ。急かすブラーに引かれながら、自室に向かった。尻に敷かれている。悪くは、ない。


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