仮想の物語
IF〜空賊だったらA
何を求める?
空賊連合に参加したものの、何をするかと思えば大したプランがある訳でもなかった。
ある豪華客船を集団で襲う、ただそれだけ。
俺とカーチスはその保険のようなものだ。
「上空で待機、か…」
「何だぁ?不満でもあるのか?」
仮初めの相棒が俺の独り言を拾い上げる。
陸の上ではあまり関わるつもりはなかったが、ここで相手にしない訳にもいかない。
「……生憎まだるっこしいのは嫌いなんでね。大体最初っから俺とお前が参加すれば一気に済む話だろ。」
そう吐き捨ててやれば、カーチスが笑う。
「ヒーローってのは遅れて登場するもんだぜ?」
お国柄というものだろうか。
どこか誇らしげに胸を張るカーチスに、思わず鼻で笑ってしまった。
「はっ、ヒーロー?空賊が何言ってやがる。」
「そういうそっちこそ空賊だろう?まぁ、そんな風には見えねぇけどなぁ…」
『なぁ、じいちゃん。』
「……精々俺の視界に入んなよ、アメリカ人。邪魔だと思ったら潰す。」
奴のことが気に食わないのは同族嫌悪のせいだなんて、俺は絶対に認めない。
『そのお城ってまだどこかに浮かんでるのか?』
--------------
ヒロイストとロマンチスト
--------------
元アンケートお礼文(加筆修正)
*前次#
戻る
嘘つき、ロンリー。