仮想の物語
IF〜空軍少佐と休日
空とのデートはしばしお預け
「ジュニア。」
溜息混じりにその名を呼べば、ゆっくりと目が合う。
そして不思議そうに繰り返される瞬き。
一瞬言い淀み、思わず視線を逸らした。
「…いい加減諦めろ。」
言いながら少し罪悪感を感じるのは何故だろう。
そんなばつの悪さを察したのか、ジュニアが苦笑する。
「別に、『いい天気だなぁ』って思ってただけだろ。」
「…顔には『飛びたい』って書いてある。」
「ははっ、そうか?」
「よく見てるなぁ」と笑うだけで否定しない辺り、恐らく図星だ。
貴重な休みさえ空へ飛び出そうとする姿を見兼ねて、街へと連れ出したのは正解だった。
俺は間違っていない。
俺は悪くない、はず。
「…つまらない、か?」
なのに、自信はあっさりと揺らぐ。
「あ?んなこと、言ってねぇだろ?」
「目がそう言っていた。」
「顔の次は目か!」
不安定な俺の心境など知らないジュニアがカラカラと笑う。
とうとう耐え切れず、顔まで背けてしまった。
「お前って本当、俺のこと好きだよなぁ…」
不意にしみじみと呟かれた言葉など今更の話だ。
再認識するまでもない。
そう聞き流しかけた、次の瞬間。
「でもな、少しは信じろよ。」
「!信じてない訳が、」
「フェラーリン。」
反論しようとした言葉を遮られ、再び目が合う。
先程違い真っ直ぐに、そしてやけに近い。
肩に腕を回され、顔を引き寄せられていることに気付いたのはこの後だ。
「今、俺の隣にいるのはお前だろ?」
そう耳元で小さく囁いて、ジュニアはこめかみに口づけを落とした。
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空でのデートなら喜んで!
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アンケートより。
リクエストありがとうございました!
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嘘つき、ロンリー。