慰労&感謝祭

ぐっど、あいでぃあ。


「いつも悪いわね。ケント。」

「いいっすよ。俺、暇人なんで。」


俺の週末の予定は所謂、子守り。
リサさんが、週末どうしても仕事に出ないといけない時、俺が変わって面倒をみている。

子守りとは言っても、相手がしっかり者の宗介だから、まったく手は焼かないし、見方によっては俺が宗介に相手してもらってるようなものかもしれない。



「でも、ケントも年頃なんだから彼女とデートとかあるでしょう?」

「…あー。その心配は、当分ないっすね。」

「あら、そうなの?意外ね。」


どう返すのがベストなのか量りかねた俺は、生返事しかできなかった。

はっきり言って、この手の話題は気まずい。
どうにか、話しを反らせないものかと思案していたら、タイミング良く宗介がリビングにやってきた。



「ケント今日は、なにして遊ぶ?」

「そうだな。天気も良いし、海にでも行くか?」

宗介の頭を撫でながらそう答えれば、宗介は目を細めて嬉しそうに笑う。

あー。やっぱり子どもは可愛い。



「ケント、子ども好きだし。良い旦那になると思うけど。」

…まだ、その話題終ってなかったんですね。

困ったように笑うしかない俺とリサさんを見て、宗介は良いこと思いついた。と、言わんばかりに声を上げる。


「ケント相手いないの?じゃあ僕がお婿さんになってあげる!」

「あら。いいわね。ケントがお嫁さんなら、私も助かるわ。」

「…ちょっと、どこから突っ込めばいいっすか。」


子どもの戯言だと流してしまえばいいのかもしれないが、最近の子は進んでるからな。
下手なことは返せない。
なんてキャラにもなく、まじめなことを考えてみたりもしたけど。


「ケント、幸せにするね。」


無邪気な顔で、そんなこと言われて断れる人間がいるだろうか?




ぐっど、あいでぃあ。


(…ふつつか者ですが、よろしくお願いします。)
(良かったわね。宗介!)



2013.9.25 written by 楓音ツキ

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嘘つき、ロンリー。