▽悪男SS▽相馬と構成員


※RK構成員でイカサマ師。
※阿久津の部下。





「―…で、どうします?まだ続けます?」


我ながら馬鹿なことを聞いているな、なんて笑いながらカチャカチャと音を立てて点棒を掻き集める。


問い掛けた相手は青ざめた顔をしていて、こちらが把握している限り、賭けられるものはもう何も持っていないはずだ。

諸々を出し尽くした上に先程賭けた店の権利で最後、ということは賭けた本人もよく解っていることだろう。


だが、残念ながら未だ卓に着いている自分以外と、その周囲全てがグルだということには気付いていないに違いない。


「阿久津さーん、後は頼んます。」

「おう。」


声を掛ければ、部屋のすぐ外に待機していた阿久津さんが顔を覗かせる。

俺達の仕事はここまでだ。

適当に後を片付け、阿久津さんと入れ違いに部屋を出ようとした瞬間。


「そういや、相馬がお前に会ってみてぇってよ。」

「え」


RKのリーダー。

俺達のような下っ端の前にはまず現れることのない存在。


ナンバー2との繋がりは箔が付いていいが、それ以上の深入りは面倒なだけ。


「いやぁ…そりゃあ光栄っすけど、でも相馬さんってアレでしょ?嘘が分かっちゃうとか何とか…俺なんて根っからの嘘吐きっすからね。会った瞬間、秒で消されちゃうとか笑えませんって。」


なので、その話は何とか阿久津さんのところで止めて欲しい。

そう言外に含ませたのだが。


「嘘吐きが『自分は嘘吐きだ』と言う…それは嘘か本当か?」


手遅れだった。


「面白そうな問答だけど、それはまぁ、また今度にしておこうか。」


ズズッ、と背後で鼻を啜るような声が聞こえた。

既に来てるなら来てると先に言っておいて欲しかった。





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「君、いいな。すごくいい。阿久津にしては良い駒を持ってる。」

からの相馬部下√の予定でした。

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嘘つき、ロンリー。