マイキーとヨメ(仮)02
※原作軸過去。
※マイキー→→→→→(←)男主。
マイキーに「ヨメ」が出来て早数日。
まさかの「性別:男」に、しばらく東卍内に困惑混乱が広がったものの、最終的には全員「まぁ、マイキーが決めたことだし…」と納得することにした。
(それにヨメさん、美人だしなぁ…)
(玄兎?さん?だっけか?マイキー君と並ぶと絵になるよな…)
東卍でお披露目した翌日には玄兎の通う高校に乗り込み、しっかり周囲を牽制してきたというのだから流石は我らが総長。
白昼堂々他校に、それも中学生が高校に乗り込んだというだけでも話題性は十分だったが、元々玄兎自身その見目の良さから校内外で有名な存在だったらしい。
おかげで二人の関係は、噂は瞬く間に広まった。
が、そこで一つ、問題が起きた。
噂の内容は「××高の玄兎にはちょっと怖い、年下のダンナがいる」というもの。
それも「辮髪、刺青」の。
「オレらの邪魔すんなら殺すって、言ったよなぁ?デクノボー。」
「あぁ?オレのせいじゃねぇだろうが、チビ。」
どうやら付き添いで来ていたドラケンの印象もまた強く残り、どこかで話が混同してしまったらしい。
ここでまさかの東卍内部抗争勃発寸前、見守る仲間達の間に緊張が走った。
「そんなにヨメが好きなら、こんなとこにいねぇでさっさとヨメとイチャついてこいよぉ!」
ドラケンが、吼える。
「あー、そうだナ。」
「……あ?」
「ケンチンと睨み合うより、玄兎の膝枕で寝たい。」
「……………」
そうして内部抗争は回避された。
鼻歌混じりに玄兎の高校に向かうマイキー。
ドラケンとじゃれ合っていたせいで少々出遅れてしまったが、まだ下校時間には間に合うだろう。
と思っていた矢先、タイミング良くその姿を見付け、ますますテンションが上がる。
「玄兎ー。」
振り返った玄兎は誰かと話している途中だったようだが、マイキーの知ったことではない。
構わず玄兎の隣に並び、その手を握ってニコニコ笑ってみせれば、戸惑う玄兎は今日も変わらず美人だ。
すると空気になりかけていた相手の女が、キッとマイキーを睨んで立ち去って行く。
「何?ダレ?」
「……元カノ。」
「は?」
「と言っても、俺自身は付き合っていた覚えもないんだけどな…」
興味もなかったから顔も見てなかったが、後ろ姿だけでも覚えておこう。
本来女に手を出すのは主義に反するが、少しぐらいかましておけば良かった。
なんて不穏なことを考えながらその背中を見送るマイキーには気付かず、そっと安堵したように溜め息を吐く玄兎。
「…ちょっと困っていたから、助かったよ。ありがとう、マイキーくん。」
そしてこの時、マイキーは初めて玄兎が笑うのを見たのだった。
LEVEL UP
(だが次の瞬間には「もう学校には来ないでくれって、頼んだはずだけど」と通常運転に)(構わずマイキーは笑顔で玄兎に抱き着いた)
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こっそり悪男祭より。
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嘘つき、ロンリー。