五年とまほたま02


※魔女宅→落乱。
※キキ成り代わり♂











五年は組の白兎は『まほう』使いである。

そのあまり聞き慣れない言葉を白兎の故郷の方言だと推測したのは、同学年の友人の一人だ。


だが、そうではないことを同じ友人の一人である鉢屋三郎は知っていた。


「『まほう』とはどうやら異国の術のことらしいぞ。」

「異国?って南蛮か?」

「さぁ、そこまでは分からんが…ちなみに正確には『まじく』と言うそうだ。」

「へぇ…そう言えば、確かに白兎の顔立ちってどことなく僕達と違うよね。」

「あ、言われてみれば!」

「何となく考え方も違うのだ。」

「分かる分かる。時々「え?」ってなるよな。」

「白兎も時々「え?」って顔してるしね。」

「「「分かる分かる。」」」

「ぅおほんっ!」


次第に逸れていく話題をわざとらしい咳払いが遮る。

何だ、一体…と訝しげな視線が集まる中、その意図に気付いた双忍の片割れが苦笑混じりに「それで?」と先を促した。


「それで、『まじく』には『とりく』という仕掛けがある。」

「それはまぁ…あるだろう、普通。」

「ないと思う方がおかしいよね。」

「しっ!二人とも、面倒なことになるから話を遮らないで!」

「つまり、三郎は一体何が言いたいのだ?」

「つまり、だ!皆の者、あれを見ろ!」







「白兎先輩、すごぉい!たかぁい!」

「次、わたしも!」

「あ、ずるいぞ!次はおれの番だ!」

「ほらほら、ちゃんと並んで。順番になー。」




「何も知らない一年は組の連中は純粋に「すごぉい」やら何やら騒いでいるが、アレにだって所詮仕掛けがあるんだからな!それさえ分かれば私にだって同じことが出来るんだからな!別に羨ましくなんてないんだからな!白兎の箒に乗せてもらえないからって悔しくなんてないんだからな!」

「「「「「……………」」」」」





まほたま!
〜空飛ぶ箒の段〜


「…そう言えばアレってどういう『とりく』なんだろうね?」

「「「さぁ?」」」

「おい!私の話を聞いているのか!」


(対象年齢は三年生まで)
(主に重さが理由で)


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嘘つき、ロンリー。