【趣味は、読書です。】04
「白兎さんって、どう頑張ってもロールキャベツ系ですよね。」
「え?いや、俺今カツ丼食ってるけど…?」
そもそもロールキャベツなんて今日のメニューにあっただろうか。
なんて考えながらその女子隊員の後ろ姿を見送り、白兎は改めてカツ丼に向き直った。
だが、しかし。
「まぁ、あれだ…最近の子はよっぽど目が悪いらしいな。俺なんかよりずっと眼鏡が必要だ。」
「…そうだな。お前は目より頭が悪いからな。」
何気ない呟きに隣から返答。
なかなかひどい言われようだったが、その同期の口の悪さは今に始まったことではないので、白兎は気にしないことにした。
代わりにその右手を引き、今まさに同期が口に放り込もうとしていた唐揚げに噛みつく。
「お、」
「はい、あーん。」
そして怒られる前に自分の食べ掛けのカツを一切れ、その口に放り込んで黙らせた。
しかし、ああして言われると、無性にロールキャベツが食べたくなってくるから不思議だ。
そう逆隣の別の同期に同意を求めれば、何故か笑っている。
「彼女、今度流行りの少女漫画を貸してくれるって言ってたし、勉強したら?」
…今流行りの少女漫画には、美味しいロールキャベツの作り方が載っているのだろうか。
なんて本気で考えながら、白兎はまた改めてカツ丼に向き直った。
【恋愛小説】
(ラブコメでも可)
(というか、ほぼコメディ?)
*前次#
戻る
嘘つき、ロンリー。