【kiss-er】07


「……なぁ、やっぱ行かねぇとダメかなぁ?」

「そりゃダメだろ…負けた挙げ句、報告をすっぽかしたとなりゃあ後が怖ぇ。」

「うぅっ…今日が命日になるなんてあんまりだぁ…」

「ばっ…まだ殺されるって決まった訳じゃねぇだろ!」

「そ、そうだよな!最近の白兎さん、店やり始めて丸くなったって評判だし!」

「いや…でもあの店は元々白兎さんの先輩ので、それ押し付けられてかなりストレス溜まってるって話も聞いたことが、」

「待て!んな不吉なこと言うんじゃねぇ!」



「あ。」



「どうした、頭。」

「予定変更。今日の反省会は駅前のファミレスだ。」

「えぇ!?ここまで来ておいて!?」

「賛成!ものすごく賛成!いやぁ、頭ってたまにいいこと言うよねぇ!」

「たまに、は余計だっつーの。」

「でも…いいのか?後から絶対白兎さんに何か言われるだろ?」

「そん時は俺一人で責任持つさ。」

「頭…!あんたのことは忘れないぜ!」

「おい、殺されるの前提で話すの止めろ。まじ止めろ。」

「いや、だって今の立派な死亡フラグじゃね?」

「あー、うっせ。もういいからとっとと行くぞ。」






「……やっとくっついたんだな、あの二人…」





腕と首なら


『libido voice』と看板の掲げられた喫茶店の前で、何かを見た少年。

そして少年は苦笑しながら、扉の札を『OPEN』から『CLOSE』へと裏返した。


(炎の王からの口付けに、青年は怖ず怖ずと己の腕をその首筋に回すのだった。)

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嘘つき、ロンリー。