【夏風邪引いたバカです。】03


水曜日のくしゃみ







女の子とキスする夢。

超リアルな感触。

カサついた唇。


直前まで白兎の傍らにいた、理一。


(いや、まさか…そんな…)


直接関係ないだろうとは思うものの、つい直結してしまう翔太は色んな意味で落ち込んでいた。

自分でも把握しきれないほどの、色んな意味で。


「うっわ、また負けた!」

「白兎兄ちゃん、弱すぎー。」


そんな翔太より少し離れたところで、当の白兎は親戚の年少組とテレビゲームに興じている。

負け越しているのか、「何だとー」と白兎は笑いつつ、リアルファイトに持ち込むことに成功した。


「生意気なこと言うのはこの口か?ん?この口か?」

「わぁっ助けてぇっ!」

「こら、暴れないの!埃が立つでしょ!」


食器を運ぶ万里子から注意が入り、そろそろ夕食の時間だと気付く。

何か手伝うことはないかと台所へ向かったり、準備の邪魔にならないよう端に避けたりとそれぞれ動き始めた。


後者に属する翔太は一度部屋に戻ろうと腰を上げた瞬間、携帯がメールの着信を知らせる。

宛名を見れば高校時代の友人からだ。


(?何だ……)


『明日暇か?合コンしようぜ!』


どこか見覚えのあるアバターが、そんなメールを差し出しながら親指を立てる。


翔太は即行、二つ返事を返すのだった。


(そうか…俺がなんかおかしいのは、最近そういう出会いがないからか…!)


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手紙が来るぞ

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嘘つき、ロンリー。