【夏風邪引いたバカです。】04
木曜日のくしゃみ
『えー、合コン?いいなー、しょークン。』
昨日、今日の予定について話した時の白兎のリアクションはこんな感じだった。
そして翔太がもうすぐ家を出ようとしている今、白兎はまた親戚の年少組とDVD鑑賞に夢中だ。
つまり大して気にしていない。
(いや、別に、何がどうのって訳じゃねぇが…)
出掛ける支度をしつつ、ちらちらと白兎の様子を窺う翔太。
何の映画かは分からないが、銃声やら爆音やらを聞く限りアクション系だ。
「おぉ!すっげー、かっけー!」
「敬礼!回れー、右っ!」
年少組の様子を見ると軍事物かもしれない。
「自衛隊って言ったら理一さんだよなぁ…」
翔太は無意識に聞き耳を立てた。
「理一おじちゃん!かっこいーよなー!」
「なー!」
「あ、しょークンだってお巡りさんでかっこいいんだぞ?」
突然出てきた自分の名前にドキッとする。
そして次の質問で、鼓動はますます速まるのだった。
「じゃあ理一おじさんと翔太兄ちゃん、どっちが好き?」
特に深い意味はない、会話の流れから出た問い掛け。
翔太は唾を飲み込んだ。
「うーん…しょークンの方が好きかなぁ…」
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いいことあるよ
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嘘つき、ロンリー。