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17:花は枯れても

「んで、今回の依頼はどうなのよ銀さん?」
「どうもこうもあったもんじゃねぇってーの!もう一軒行くぞ長谷川さん!」

もう一軒行く人ぉ〜!と人差し指を夜空に向けて差せば、足元がおぼつかない長谷川さんが『銀さん太っ腹―!行く行く〜』と男の声帯で無理矢理黄色い声を上げて俺の人さし指を掴もうとしてくる。かくいう俺も、すでに道を歩いているという感覚があやふやだが、飲める時に飲んでおかねぇと次いつ飲めるかわかったもんじゃねェ。
今回の依頼人、喜助とかいう男から依頼金とは別の礼金を渡された。それは、ただ、自身の話を信じてくれた礼だという。依頼金だったのなら手を付けるつもりはないが、礼だというのなら別だと早速ぱーっと使っちまっているわけだが。

なんの歌かわからない何かを気持ちよさげに歌っている長谷川さんの背中を閉じそうになる目で眺めながら、依頼について考えてしまう。
今回の依頼が俺の手に余るものであるかは半々だ。なんたって鈴関連から来ているわけだし。更に言えば、依頼人の足元を常にうろちょろしている緑の小人。
アレを見た瞬間、あ……お察し……ってなったわけよ。
関わらねぇようにしようと思ったはずなんだがなぁ、と頭を掻きつつ、酔いが良い具合に回って眠い目元を擦る。
依頼人――喜助が言っていた山には先日神楽と新八が同行したが、ただただ綺麗な山だったそうだ。何の手掛かりも無かったが、あの日から喜助の動きが落ち着いた。いや、落ち着いたという言葉は合っていないかもしれない。心此処にあらずと言ったほうがいいか。
まぁ、下手に探し回らないようになったのは助かる。鈴関連ではなく、人が起こした事柄なのだとすれば、危険が無いわけではない。依頼金貰う前に依頼人死亡なんて洒落になんねぇし。
俺も俺で調べてはいるが、未だ手掛かりは見つからない。
このかぶき町で人が消えるなんてもんは日常茶飯事だが、何かしらは残る。喜助には悪いが女のことについて風俗などの裏でも聞き回ってみたが、何一つ出なかった。むしろ、そんな女が本当に居たのかと疑いたくなるほどだ。
だが、喜助が嘘を言っているようにも思えない。

「お手上げだっつーの。二次元と現実の区別がつかなくなった男の妄想であってくんねぇかなぁ〜」

あーあ、やっぱりアッチ関連かねぇ〜と酒臭い息を吐き出す。
うつら、うつら、と閉じそうになる目元をもう一度擦れば、先を歩いていた長谷川さんが振り返り何か言っている。どうせ早く来いとかそんな感じのことだろう。
そんな霞む視線の先、長谷川さんの後ろを何かが通り過ぎた。雑居ビルの間を一瞬通った何か。
それは此処最近で見慣れたモノだ。

「……鈴?」

ソイツが通り過ぎたのは一瞬だったが、アレは間違いなく鈴だったように思う。
早足で、むしろ小走りで視界を横切った姿に回っていた酔いがスッと引いていく。こんな夜中に何を、そんなに急いで、どこへ?
酒のかわりに回って来たのはそんな疑問ばかりだ。

「銀さァ〜ん!もう一軒行くんでしょ〜!おーい!」
「……あ〜……長谷川さん、わりぃんだけどまた今度な」
「エエ!なんで!?」
「また奢っから」

不満気な声を上げる長谷川さんに軽く手を振り、違う方向へつま先を向ける。今しがた鈴が通ったであろう薄暗い小道に入れば、歓楽街の小道には似つかわしくない香りがして、すん、と鼻を鳴らす。

「いい香りさせちゃってどこへ行くんだか」

ほんのりと香ってくるそれは香水とは別の、まるで風呂上りのような香りだ。それが小道の空気に混じっている。
男との逢引きなのだとすれば、野暮なことはしねぇつもりだが、そんな様子でもなかった。やっぱ追うべきだよなぁ、と後頭部を掻きながら追う側としてはわかりやすくてありがたいとその香りが薄れる前にと進める足を速めた。


***


ヴおェッ、と木の幹で四つん這いになり逆流してきそうな物を引っ込めようと口元を覆う。
酒飲んだ後に山を登るなんて誰が想像したよ。
香りを追っている途中で鈴本人を視界に捉えて尾行してきたのはいいが、まさか山に入るとは思わなかった。
涙目になってしまった目元を擦り、気持ち悪さからくる荒い息を落ち着かせようと深く息を吸いながら太い木に背を付けて座り込む。
胃の中のもんをぶちまけそうになる一大事ではあったが微かに聞こえてくる鈴の声と――聞き慣れない女の声に耳を傾けてはいた為、なんとか状況は読めてきた。

「瀬戸湖、ね。っあー……ぎもぢわりぃ」

うぷっ、と再度上がってこようとするものを食い止めながら瞼を閉じる。
状況も、この先の展開も読めてしまった。それは鈴も同じだろう。
鈴の性格は大方わかってきてはいる。
きっと、明日にでも女が見つかったとでも言って俺達をさりげなく喜助から離すはずだ。

これ、依頼料とかどうなんだよ?とか、あー、新八達になんて話しゃいいんだ、とか、色々と考えてしまうが、これを一人で抱えようとしている鈴のことも考えてしまった。
鈴が泣いたら江戸に大雨が降ったりするのだろうか。
今でさえ湿っぽく、小雨が降って来そうな夜空を見上げれば、土を踏む音が耳に入る。
木の陰からほんの少し顔を覗かせれば、立ち上がろうとしている鈴の背中が見えた。
どうやら帰るらしい。
鈴が山を下りて行くのを確認し、俺も後を追おうと腰を上げれば、微かに金木犀の香りがした。
そして、何気なしに瀬戸と呼ばれているのだろう女を見れば、女がしっかりと俺を見て頭を下げる。

「んだよ……最初っからお見通しかよ」

そんな俺の独り言が聞こえたのだろう。
それなりに距離がある女が柔らかく微笑んだそれに片手を振り、鈴の背を追った。



***


「鈴ちゃーん、みたらし団子四つちょうだーい」
「はい、四つですね」
「五百円あったら買える?」
「買えますよ」


店先の長椅子に腰かければ、鈴が『すぐお持ちしますね』と店の中に入って行く背中をチラリと見る。
昨夜、あの後、鈴が家に入るまで見送った。
遅かれ早かれ鈴から喜助について話してくるのだろうと俺から来てやったとは思ってもいないはずだ。

「どうすっかなァ」

出された冷茶を飲む。
俺が来たからには鈴も喜助の女について話してくるだろう。そしてお役御免となるだろう。今までなら『あっそうなんだ』と引いていただろうが、それが何故か気が乗らない。

「お待たせしました。みたらし団子になります」
「おー、さんきゅ」

ことっ、とお盆に乗ったみたらし団子が俺の隣に置かれ、さっそく一本摘まみ上げながら鈴をチラリと見れば、道行く奴らを眺めていた鈴がそんな視線に気づいたのか俺を見た。その顔は不思議そうにしている。俺の気も知らねェで。

「どうかされましたか?」
「いんや……そういや、依頼の女見つかんねぇんだわ。もう銀さんお手上げよ。鈴ちゃんはどんな感じ?なんか進展あった?」

話すタイミングを作ってやろうとしたのだが、俺の言葉を聞いた鈴が一瞬焦る表情をした。おい、素直かよ。
まぁ、銀さんは出来る男だかんね。気付いてないフリしてやっけど。

「実は」
「実は?」
「見つかりました」
「ふぅ〜ん……喜助には言ったのか?」
「いえ、まだ。今日、お話しするつもりです」

団子が無くなった串で歯に詰まったものをほじくりながら、俺になんと伝えようか必死に頭ん中で言葉を選んでいるのだろう鈴の瞳が触れるのをぼんやりと眺める。
何をそんなに考える必要があるのだろうかと思ってしまう。
いっそのこと話してくれりゃいいのに、と思ってしまう。

「お瀬戸さんにも色々と事情があるようで詳細は言えませんが、坂田さんがお受けした依頼の件は私から喜助さんにお話しします。坂田さんや神楽ちゃん、新八さんが助けになってくれたことは確かですから」

遠回しのお役御免というやつだ。悩みに悩んだ鈴から出た言葉に耳を傾けながら、その瞳をじっと見る。『手助けしていただきありがとうございます』と揺れていた瞳が変わる瞬間を見るのはこれで二回目だな、と思わず息をふっと短く吐く。
此方が気後れするほど強い目だ。
これを見せられると俺の口も閉じちまって使いもんにならない。

「ほんと、町娘ができる目じゃねェんだけど」

国どころか、神さんの命背負う覚悟まで決めちまったような目ェしやがって、と思い小さく零れた言葉は鈴の耳に入らなかったようだ。
鈴は俺に話しながら自分自身の気持ちを整理したかのように、その真の通った瞳のまま、また道行く奴らに視線を戻した。

その横顔に内心、あらら、と頬杖をつく。

先ほどまで柔らかいだけの雰囲気をその身で醸し出していたというのに、今はその中に揺らがない何かを潜めちゃってるよ?もうこれは揺るがねェよ?だって一国の主と言われたほうがしっくりくるもん。
相変わらずとんでもない女だなと思う半分、残念だとも思った。

いや、残念ってなんだよ、と自身で思ったことなのにふと不思議に思い考えてみたが、その答えはすぐに出る。

この強い目に頼られてみたかった。
誰の手も取らず、その二本の足だけで立っているこの存在に頼られたらどんな気持ちになるのだろうか。
度々鈴の口から出る相談役という者は、鈴に頼られるということがどれだけ貴重なことなのかわかっているのだろうか。

「………」

何気なく、あの瞳に頼られる想像をしたと同時に背中がぞわぞわと震え、肌が粟立つ。たかが妄想だけでこの快感だ。実際にそんなことが起こった日にゃ叫ぶんじゃないだろうかと口元がにやける。
俺にはよくわかんねェけど、これがカリスマ性ってやつなのかね。
ヅラ然り、ゴリラストーカー然り。
アイツらの支えになりてェなんて微塵も感じたことはなかったが、今ならあの周りに集まる野郎共の気持ちがわからんでもない。

何も刺さっていない串を噛み、ぼんやりしながらそんなことを考える。
関わらないようにしようと思っていたが、何かと首を突っ込んじまうのは鈴のカリスマ性に惚れちまっていたからなわけね、なるほど。なんかしっくりくるわ。
なら俺がする先の行動など決まっている。
関われるところまで関わっちまえばいい。

俺がそんなことを考えているなど知らない鈴が『お茶のおかわりをご用意しますね』とそのつま先を店ん中に向けたと同時に『なぁ』と声を掛ける。

まずは手始めに頼りになると鈴に思わせるところからだな、うん、それがいいと此方を振り返った鈴に『で、万事屋銀ちゃんは何をすればいい?』と聞けば、きょとんとした鈴に吹き出しそうになる。
今までなら此処で引いてやっていたが、今回は無理っぽいわ。
一人で背負ってるとこワリィけど、こっちもこっちで勝手に背負わせてもらうわ。

「見つかったっつっても、鈴ちゃんの話からするとややこしい状況なんだろ?……それに一度受けた依頼は放り投げないつーのが我が社の方針なわけよ。その大事な大事な方針を曲げろなんて鈴ちゃんは言わねェよな?」
「……」
「え!?まさか曲げなきゃいけねェの!?」
「え!?い、いえ!」

俺がショック!というような声を上げれば、慌てて返事をした鈴があからさまに困っている様子に、おうおう、困ってんなァとにやけながら三本目の団子の串を摘まみ上げる。

「ならよ、俺が喜助を連れてくっからその時にでも話、聞かせてくれりゃいい。まとめて聞いたほうが手間省けんだろ?」

俺ってば天才じゃね? とおどけた感じで言ってみたが、鈴の眉は見事な八の字になっている。だが、その眼はまだ俺をどう遠ざけようか考えているような、まだ諦めていないらしい。

「………鈴ちゃんさァ」
「はい?」
「俺も見えてるっつったじゃん」
「………」
「例えば緑のちっこいのとか」
「………」
「関係してんだろ?……言えるところまででいいから銀さんに話してみ?」

ほら、いったん座れ、と俺の隣をぽんぽんと軽く叩きながら団子を口に含んだ瞬間『地主殿、話されたほうがよい』と野太い声が真後ろから聞こえ、まだ噛んでいなかった団子をごっくんと飲み込んでしまった。

な、なななな、なんか居るゥ!!!!

団子をまるまる飲み込んでしまい痛んだ喉に触れながらドっと冷や汗が吹き出す。
声の距離からして俺の真後ろにいるのだろうが振り返りたくない。いや、ここで振り返っちまったら声が聞こえているのがバレちまうし。イヤッ!でも怖ェよ!!何々!?何がいんの!?いやちょっと待って!やっぱ知りたくない!
だらだら、と不自然に流れ出した汗をそのままにじっとしている俺なんてそっちのけで、俺の後ろに居る何かが『地主殿、座られよ』と言う。そして、『どっこしょ』と……どうやらソイツも座ったらしい。

いや、おたくは座んじゃねェよ。

その何かの言葉に鈴が素直に従い、俺の隣にそっと座った。………うん、鈴ちゃんは座って。できればもっと近くに座ってくんない?良かったら肩が触れるくらいお願いします。

「さ、坂田さん、顔色が」
「んえ!?あ、ああ、ちょっ、と腹下したかも」
「え!?大丈夫ですか!?」
「……て……手ぇ、繋いでくれたらなおるかも……」

絞り出した声が思った以上に震えていた為か、鈴が慌てて俺の手を掴んでくれた。本当に良い子だよこの子!
血の気が下がるところまで下がっていた俺の手にじんわりと心地の良い温かさが伝わってきて、らしくもなくホロリと涙を落としそうになっていると、俺の耳元で『ふむふむ』と野太い声がして鳥肌がブワッと立つ。

くっそ!!耳元で喋んじゃねェ!!殴んぞほんと!!俺の拳が飛ぶぞ!!いいの!?

『我の神気にあたってしまったのでしょうか? どうも今日はこの上腕二頭筋の機嫌が良ぅございまして、力が溢れているのでしょう。これも地主殿が唐揚げを捧げてくださったおかげ』

フンッ!と力を込めているような声が後ろから聞こえて、げんなりしてしまう。

お前かよ!!!!

甘味屋のガチムチ守り神だったことに恐怖が一瞬にして引いていく。ただの唐揚げ好きだ。直接見なければ怖さなんてものはない。
正体が正体だった為、ほっと息を吐き、心配そうに俺を見ていた鈴に『ちょっとだけ、治ったかも』とだけ言って団子に齧りつけば、『それは良かった』と安心した顔をされた。そして『お腹が冷えてしまったのかもしれませんね。ひざ掛けをどうぞ』と俺の膝に客用なのだろうひざ掛けを掛けてくれた。
ほんと、なんつうか、ほんわかするわ。

『この青年が居たほうがよいでしょう。力を貸してくださると言っているのです、ありがたく使わせていただきましょうぞ』
「鈴ちゃんも団子食う?」
「え」
「俺の奢りとか貴重だかんね……それに腹の調子よくねぇんだよな」

そう言えば、断れなくなった鈴が『では一本だけ』と遠慮気味に串を持ち上げた。
その様子をガチムチ神が眺めているのだろう。
『仲睦まじいですな』と微笑ましそうに笑っている。どうやら、見た目に反して性格は穏やかな神さんのようだ。

俺が食うはずだった団子をゆっくり食べている鈴を少し見て、通りに視線をやる。
薄暗い雲に覆われ、小雨が降っている為か、人通りが少ないかぶき町はいつもより平和に見える。
小さな雨が地面に落ちる音を聞きながら鈴が話し出すのをゆっくり待つとしますか、と、目を閉じる。

『地主殿はご自分が男をおぶると仰りましたが、女人の身で男をおぶり、山を降りるなど到底無理なこと。今回ばかりは我々も力になれぬゆえ、せめてこの青年を連れていかれよ』

ガチムチ神のその言葉に目を閉じながら、ふむふむ、と心で頷く。
なるほど、鈴ちゃんが男、つまり喜助をおんぶするわけね。何があったらそんな状況になんの?
そりゃ喜助は男にしちゃ細身だけど、軽くはない。しかも背の差もある。おんぶどころか引きずるのも困難だろう。しかもおんぶして山を降りるなんて正気の沙汰じゃねェ。そりゃ神さんも心配するわな。
こりゃ、尚更引き下がれなくなったわ……と内心思うが、その手伝ってやりたい相手がうんもすんも言わず団子を食っている。いや、何か考えているのはわかる。悲しそうに団子を食うんじゃねぇよ、と思ってしまう。

きっと、今夜、あのお瀬戸と喜助が会い、何かが起こる。それは喜助の意識が落ちる何かなのだろうことはわかった。
静かに団子を食べる鈴にガチムチ神も溜息を零す。
あーうん、わかる、その気持ち。少々頼ればいいのに、とか思っちゃうよね?わかるよ、銀さん。だからね、頑張れよガチムチ神。テメェが頼りなんだよ。諦めんな。

『湖の神も困ったお方よ。地主殿をこのように悲しませて……。地主殿、他の解決策を考えておられるのなら今すぐ止められよ。厳しいことを言うようでございますが、神と関わった人の子の記憶は消すべきでございます。神が消えた後も記憶を持つものの末路はいつの世も悲劇しか生みませんからな。消えた神の記憶など、無い方がよい』

穏やかだったガチムチ神の声が少し固くなると同時に、鈴が膝の上で食べ終えた串を持ったまま掌を強く握ったのが見えた。考えているのだ。今もまだ、別の解決策を、諦めずに。だが、これから起こるであろうことを避けられないともわかっているのだろう。

『神の記憶を消したばかりの人の子は敏感ゆえ、神も妖も触れるわけにはいきませぬが、地主殿とその神使殿なら刺激せずに済みましょう。地主殿も男をおぶるなど無理だとわかっておられるのでしょう……それとも、共に山を転げ落ちたいので?ここは青年にお任せするべきでございます』

地主殿、わかってくだされ。神が愛した人の子が傷つかぬように、狂わぬように。

そう優しく言い聞かせるように話すガチムチ神の声に下を向いていた鈴の視線が上がる。

……腹、括ったんだな。

そういう目だ。
そして、その目に映るのが俺だけなことに口元が緩む。

「あの、坂田さん。お話ししたいことが」

男だろうが神だろォがおぶってやらァ。


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第17話終わり