嫉妬


喫茶店ポアロに来ていた。目当てはみんなが思っているハムサンドではなく、降谷もしく安室に会いに来たわけでもない。そう、みんなのアイドル梓ちゃんに会いに来た。彼女の笑顔はとても可愛らしく組織に潜入して心が荒んでいた心にオアシスが産まれるのだ。ちょくちょく安室がこちらを睨み付けているがそんなものは怖くない。梓ちゃん可愛い一生推していけると心の底からそう思った。

「ご注文はどうしますか?」

梓ちゃんが炎上した時は私超頑張った。もう色々と炎上させている人を1人1人個人情報を提示して…

「あの、聞いてますか?」

「…ハムサンドを」

「ハムサンドお好きですね。ナポリタンもオススメですよ」

梓ちゃん愛を脳内で爆発させていると笑顔なのに目が笑っていない降谷が居た。いや、今安室さんじゃないのかい?そんな殺意を漏らして大丈夫なのだろうか謎だ。

「あー、それもお願いします」

「ハムサンドとナポリタンだけじゃ足りないんじゃないですか?」

どうした、トリプルフェイス今日はものすごく突っかかってくるじゃないかとひくり頬を動かした。心の中に広がったオアシスが枯れていき氷点下になる感覚。もしかして何かあったのかもしれないと顔を引きしめて男の耳元に小声で問いかける。

「何かあったの?」

びくりと動く身体にやはり何があったのかもしれないと心配になる中、私の方へ顔を向ける。近くで見つめ合う形になってしまい、驚きながらも男の顔を見る…いや早く言って欲しいんだけどな。好奇の目でこちらを見ている周囲の目線が気になりながらその体勢を続けると、情けないような怒ったようなそんな複雑な顔をして「俺だけを見ろ」と私の耳元に囁いた。