Are you insane!
遠月学園極星寮にてななしのごんべえは疲れていた。毎日毎日天井から一色慧が覗いたかと思えばベッドに入り抱きしめられたかと思えば耳元で囁き起こしてくるのだ。
同じ学年である一色慧はいつの間にか側にいて一緒にいる存在になっている。が、だからと言って年頃の男女がベッドで抱きしめ合うのもどうかと思うし、勝手に人の部屋を覗くというのはダメだと思う。プライベートもへったくれもない!管理人のふみ緒さんに抗議をしてみたが受け入れて貰えずあろう事が「ここは遠月学園だよ食戟を申し込んだらどうだい?」と言われてしまった。
確かに私は料理人を志すもの、食戟をやれるものならやっている。やれるものなら…相手は第七席なのだ。無理じゃないかと項垂れる。そもそも、相手は受けてくれるだろうか悶々と考えながらコップを手に取り麦茶を入れようとするが後ろから伸びた腕に捕まってしまった。
「ごんべえ何してるのかな」
耳元に当たる唇に体が反応してしまい身体が震えた私を面白そうに抱き締める。抵抗しても笑いながら強く抱き締め返される、バタバタと暴れる私を抑え込みながら…そうだ面白いことを聞いたんだと耳元で話し始める
「食戟を僕に申し込むつもりってふみ緒さんから聞いたんだけど本当かな」
ふ、ふみ緒さんーーー!!なんてことを言ってくれたんですか!!!と青ざめながらも、ここで逃げたら料理人が廃る!と覚悟を決めて言葉を放つ
「…本当だよ!私が勝ったらベタベタ禁止!くっつくの禁止!部屋を覗くのも禁止なんだから!!」
「じゃあ僕が勝ったらごんべえは僕の彼女になるということでいいよね」
「な、なんでそうなるのかな…」
「いいだろう?ごんべえは僕に勝つつもりで食戟を申し込んだんだと思うけどもしかして負けると思っているのかな?…それともこのまま僕に好きにされたいの?」
耳を弄ばれながらブルブルと怒りで震えるごんべえに挑発をする一色に乗せられ買い言葉に売り言葉を返してしまい食戟を申し込むと一色慧は不敵に笑う。そこで罠に嵌められてしまったと後悔するのであった