ファッションリーダー


会社に行くといきなりダメ出しをされた


「ちょっと!!なんですか!そのダメなファッションは!!」

「はぁ」

「はぁじゃないですよ!!ったくもー!鶴見さんの会社で働いているならしっかりしなきゃ!」

「あ、はい」

玄関でわーわー!という彼にすんっと無表情で聞いていると月島さんが来社してきたのかこちらを見て溜息をつきながら来た


「江渡貝くんどうした」

「月島さん!何なんですかこの子の格好!なってないですよ!」

ちなみに私のファッションは白のブラウスに紺色のスラックスパンツ、パンプスを履いていた

「いや、普通じゃないか?」

月島さんが言うと

「何を言っているんですか!?鶴見さんの会社で働いているなら一流ブランドのものを着ないとダメでしょう!?」

キーキー!と言う彼に月島さんは指で俺が押さえるから行けとサインを出した
私は分かったの意味を込めて敬礼をし先に行かせてもらう




仕事をしていると月島さんと江渡貝って方が一緒に私の方へ来たと思えば江渡貝さんが泣きながら

「ごめんね、まさか貧乏で、いい洋服を買えなくて、必死に働いているなんて知らなかったよ」

は?何を言っているんだと思い月島さんの方へ顔を向けるとすっと目線を逸らした
月島さああああん?
why??


と混乱しているとまた月島さんからサインをされる話を合わせろと
仕方ないので乗らせてもらう


「ぐずっ、飯が食えなくて、お茶っ葉食べてるって本当?」

「…えぇ、食べれなくて…」

「なんてかわいそうな子なんだ…しかも中学生の時にダンボールで暮らしていたのも?」

月島さああああん!?
と月島さんを見るとぐっ!と親指を出された
いやキャラ崩壊してますよ月島さん

ダンボール中学生ってベストセラーに入った小説じゃないんですから
と心の中で突っ込むと


「やっぱり言いたくないよね、ごめんねぐずん」

と涙を流しながら謝ってくる彼を見て、うわこの人いい人だ
そんないい人を私は騙しているんだ…どうしよう
ちゃんと本当の事を言った方がいいよね…?

「だから服を送ってあげる!」

「んんん?」

「僕はデザイナーなんだ!結構売れていてパリコレにも出てるから芸術性は大丈夫だよ!」

彼の洋服を見ると普通の洋服だった
シンプルイズベスト
これなら大丈夫かな、でも悪いので断ろうとすると
前山さんが来て

「仕事しなよ、江渡貝くん」

江渡貝くんを呼びに来た
すると江渡貝くんは「分かってますよ!」と言って

「あ!時間が押しているから!まだね!」

と去っていったので言えずしまいになってしまった
前山さん呼びに来るなら早く来てくれ




後日ごんべえの家に送られたのは熊スーツと人の顔らしきものがついたおどろおどろしいものだった。

いや、仮装パーティー?仮装なの?ねぇ?
パリコレってえぇ?
会社でふさわしい格好がこれなの?


混乱しながらもそっと見なかったことにしてダンボールの中に詰め込みそっと封印をしスマホで江渡貝弥作を調べた


ファションリーダー!
あのお〇ぎと〇ーコがおすすめする!

などが書いてありもう私ファッションセンスなくていいかな
ごんべえはまた1つ大人になったのであった