「…は?」

目を覚めるとななしのが椅子で寝ていた
すー、すー、と寝息を立てて寝る所をじっと見つめる
そう言えば昨日お腹を優しく叩いてあやしてくれたような記憶があるな


「寝ずに看病してくれていたのか」

ゆっくりと立ち上がる身体の方は動けそうだ
軽くストレッチもしようとするとななしのが起きた

「!月島さん、め!です!」

と大声を上げて俺を止めようとしたが足が躓き「へ?」と転びそうになった所を何とか抱き止める

「あ、えっと、ありがとうございます」

ふわりと匂いがこちらに漂ってきて反応に困っていると

「お腹すきました?」

ふんわりと笑った
あぁ、やっぱりあの子と似ているなと思いながら
「あぁ」と答えた





ご飯を予約セットしていたのでもう炊き上がっていた
卵雑炊を作ろうと準備をしていく

小鍋にお湯を沸かしている間に鶏ササミの筋をとり細かく刻みお湯の中に入れてアクを摂る、アクをとったら白だしを入れて味見をし味が足りなかったら塩を少し入れる

それから豆腐を崩し入れてご飯を入れてひと煮立ちさせ卵を回しいれし火を通せば完成だあとは上にネギをトッピングして月島さんの元へ持っていく



「…昨日も思ったが手際がいいな」

「前、友達によく作っていたのでこれに春雨を入れても美味しいんですよダイエット食にピッタリです、さあどうぞ食べてください」


「ななしのはいらないのか?」

「私は大丈夫です」

キュルルルルルル

「…分けるから食え、俺一人では入らん」

「あ、ははは…はい」

小さいテーブルに2人向かい合わせで食べる
なんか、照れるな。
今思うと男の人の家だし月島さんの匂いがするしやべえよやべえよ…

意識してしまうと顔が赤くなってしまった

「…!おい顔が赤いぞ、熱が移ったんじゃないのか?」
ずいっと顔を近くに持ってくる月島さんにもっと赤くなってしまうごんべえ

「あ、あの大丈夫です、はい」

「いや、念には念を入れておかねば部下に熱を移したとなればどこにも顔向けが出来ん」

顔を覗き込み手をおでこに添えられる

「あ、あの」

「熱は無いな…お前、何をそんなに赤くして…」

なにかに気付いたかのようにズズズズと後ろにさがり


「なんかすまん」

月島さんも赤くなりぼのぼのなら頭の上に物凄く汗マーク出ているんだろうなあと現実逃避をしました。ラッコかわいいよね


「じゃ、食べましょう」

「そ、そうだな!」



気まずいいいぃぃぃい!
誰か助けてぇぇええええ!
と思いながらご飯を食べるとあまりの緊張に味がしませんでした



ご飯を食べたあと片付けをしふと材料どうしようかなと思い聞いた

「ご飯作らないですよね?材料持って帰りましょうか?」

「…ななしのが良ければまたご飯を作って欲しい」

「っ、も、もー!月島さんったらー!」

と誤魔化して何とか耐えれました