さよなら盾子ちゃん
「どうだ?画材充分集まったか?」
「うん、おっけー!」
私は左右田くんと近くのデパートにやってきていた。希望ヶ峰学園を中心に、周りの店というか街ごと崩壊してきていて、店は店として機能していなかった。だからお店の大きなキャリーバッグに色んな画材を詰め込んで、左右田くんは左右田くんで工具や食糧を詰め込んだ。
「左右田くん、ワンセグ見せて!」
「ほらよ」
左右田くんの手からタブレットを奪い取りコロシアイ放送をチェックする。大和田くんは青い顔をしながらもまだ生きていた。やっぱり彼は、人を殺せるような度胸は無さそうだ。
「あれ?盾子ちゃん何してんの」
「あ?」
学園長への暴力禁止!とモノクマが騒いでいるのに、盾子ちゃんはモノクマを足蹴にするのをやめない。どうなるのやらと見ていたら、どこからか数本の槍が出現して、盾子ちゃんの体を貫いた。千秋ちゃんの最期を思い出して血の気が引いた。
「待ってよ!死んじゃえって言ったけど盾子ちゃん死ぬの早すぎない!?」
「コロシアイの首謀者が真っ先に死んでどうすんだ…!?」
意味がわからない。でも、盾子ちゃんが居ないなら、それこそ私たちが頑張らないと世界を絶望に染めることなんてできやしない。
「…このままじゃ、コロシアイどうなるかわかんないよ。生き残りが脱出してきたら、私たちやばいかも。早いとこ活動しないと」
「そうだな…行くか」
「行くとこ決まってるの?」
「江ノ島が用意したモノクマ工場がある。しばらくはそこにこもるぞ」
私も左右田くんも直接人に影響を与えられる才能じゃないから、まぁそうなるのか。
「そこで殺人兵器でも作るの?」
「もちろん」
「私もいっぱい絵描くからさ、それをどうにかして皆の目に届けたいんだよね。電波ジャックとかして皆に見せられない?」
「あー、わかんねぇけどやってやるよ」
「ほんと!ありがと!」
他の絶望の皆に負けないように、私も頑張って絶望を蔓延させないと。一人じゃどうにもできないから左右田くんとのチーム戦になるわけだけど、これから左右田くんと二人で頑張ると思うと、やる気が出ない。どうせなら大和田くんと絶望活動したかったし、それかいっそ、大和田くんとコロシアイしたかった。
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