船内にあるサンジくんの部屋はすごくシンプルで
そこに入らせてもらってすぐ私はへたり込んでしまった。
「沙羅ちゃん大丈夫?お水持ってきたよ。」
「ん……飲めないかも…」
「一回吐いた方がいいんじゃねェ?」
「それは大丈夫…ごめんね」
サンジくんは自分も疲れてるはずなのに
へたり込んだ私の横についてくれて
背中をさすってくれた。
「いいよオレは。大丈夫。横になる?」
「そうしようかな…」
そう言って立ち上がろうとした時、
視界の端で何かが照明に照らされ光った。
ソレを見つけたのはベッドの端だった。
床と同系色で見つけにくかったけどよく見るとソレは女物のピアスだった。
しかもよく見たことがある。すぐに思い出した。これは姉さんのピアスだ。
「あ…」
酔いが一気に冷める。
「どうしたの?」
「ううん。何でもない。ごめんね。横になるとちょっと楽。もう平気だよ。」
「そっかよかった。おやすみ。明日は何か消化に良いものつくるね。」