好きだよ。そう言って彼女は泣いた。
オレはきっと君の涙を、一生忘れることは出来ないだろう。


「んん…」


お姫様はオレの腕の中で可愛く寝返りをうつ。
行為で乱れた髪にキスを落としながら幸せを噛み締めた。
沙羅ちゃんの涙は見たくない。

純粋で真っ直ぐな彼女。
オレのひとつひとつの行動に示す反応。
作った料理を美味しいと言って食べる時の屈託のない笑顔。
どれも他のレディーにはない沙羅ちゃんの魅力だ。

もちろん彼女の姉さんにもない。
あの子には感情がないんじゃないかと思うことが時々ある。
それは彼女の生まれ育った環境と今までの…



「ん…サンジくん…?」


おっと。お姫様のお目覚めの時間だ。
オレの淹れたモーニングティー、いつもの笑顔で飲んでくれるだろうか。

シーツを着せてモーニングティーを飲んだら
一緒にシャワーを浴びようね。
この世の地獄なんて全て忘れられるような、甘い時間を過ごしたい。


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