今いる混部世界の話する
201:僕だよ
>>200
今から書く
発端は、僕の人の名の呼び方か。
別に、なんの拘りがあったわけでもないのだが、僕は自然と、相手の名には「さん」や「くん」をつけて呼んでいたようでね。
休み時間に特別科の教室を訪ねて、雑談を楽しんでいた時に、そのことを電柱頭に指摘されて、そこで実際に呼んでみたところ、笑いのツボを刺激することになったらしい。僕にはあまり分からないツボだ。
どうやら、ヒトデを「くん」付けで呼んだことで、チェリー院と電柱頭を笑わせ、ヒトデをムッとさせてしまったようだ。
202:名無しの転生者さん
ヒトデくん
マスコットキャラっぽい
203:名無しの転生者さん
待って? その場には、ヒトデとチェリーと電柱頭がいて、雑談してたって認識でOK?
204:名無しの転生者さん
お前、特別科の生徒には夏期講習の時くらいしか近づけないとかなんとか言ってなかった? 教室に行くのは命知らずみたいな話してなかった?
特別科はスタンド使いの巣窟なんでしょ? なんでナチュラル〜に溶け込んでるんですかね?
205:名無しの転生者さん
命知らずって話はなかった気がするけど、特別科の教室には、普通科生徒は近付き難いみたいなことは言ってた覚えある
206:名無しの転生者さん
>>202
ぽい。尚実際はガタイのいい強面195cmである。
207:名無しの転生者さん
確かに、Q太郎は、「Q太郎くん」なんて柄じゃないわな
208:名無しの転生者さん
>>207
か、改造制服着る前のグレてないヒトデとか、幼少ヒトデならワンチャン……
209:名無しの転生者さん
ちいさいヒトデかわいい
210:僕だよ
>>203
教室には他の人もいたけれど、輪を作っていたのは僕を含めてのその四人だった
行きづらい空気があるだけで、行けないわけではないからね。現に、スタンドの存在を知るだけの一般人も何人か、教室に来ていたのを見たことがある。流石に特別科の事情を何も知らない人は、追い出したがる空気があるようだが
巻き込まれないが排除もされない距離感、事情を知る脇役のような立場だといえばいいか。
声を上げ笑う二人を、周りの人達は一瞥しただけだった。慣れているのだろうか
211:名無しの転生者さん
あの笑いに? 慣れてるの?wwww
212:名無しの転生者さん
むしろ、キャラの坩堝=個性の強い人の巣窟だから、皆大したことでも驚かない胆力があるとか
213:名無しの転生者さん
>>212
それだ
214:名無しの転生者さん
>事情を知る脇役のような立場
煙市長とか二部ヒロインとか三部SPW財団員みたいなポジってことかな
215:僕だよ
>>214
そんな彼・彼女らのような立場で、主人公達のサポーターとしての役割を持っていないのが僕
どうにも、スタンド使いであることと、前世の記憶を持つことは、その特殊性が同列らしく、スタンド使い達にもあまり一般人扱いされていない。非戦闘員扱いはされるが。
そういうわけで、僕が教室にいること自体は忌避されていない、はずだ。
思うに、『前世』の情報は、スタンド並みに、その存在からして、表には伏せられているのではないかな。
スタンド使いでも、ジョジョの原作にも出てきた覚えのない特別科生徒は、僕が特別科教室に訪れたのを、命知らずが来たという目で見ていたから。
217:名無しの転生者さん
原作に出てきた覚えのない特別科生徒(スタンド使い)とか初耳なんですけど
218:名無しの転生者さん
お前さぁ……
219:名無しの転生者さん
さっき帰ってきた話題が反抗期
220:名無しの転生者さん
特別科の人数が二十数人って文見た時に、「ん?」とは思ってたけども! 僕だよの言ってたキャラ名と道理で数噛み合わないはずだよ!
221:名無しの転生者さん
モブスタンド使いがいるってことか
222:名無しの転生者さん
一般人扱いされないも何も、実際、十分一般人ではないんだよなあ……
223:名無しの転生者さん
僕だよの、この仕事してない感。まあ、主人公勢が激闘に身を投じてない平和世界だってのも、理由としてはあるんだろうけど
224:僕だよ
>>221
そうなる
あとは、前世を持つ者同士も、前世で知り合いであるとか、共通の知人を持つ間柄でもなければ、前世のその人については詮索しないことがマナー、のようなところがあるかな
チェリー院はニョホホとも笑っていたから、彼は実はツェペリの血族なのかもしれないね
話そうと思うことを、伝えるための前提に、何を伝えなければならないかの情報選択が難しい。あまり長々と説明したくないのだけれど
225:名無しの転生者さん
まさかのニョホホ笑い
確かに、後に繋ぐために正義側に何か遺していくところはパウパウやシャボン感あるけども。あるけども。
226:名無しの転生者さん
つらい
227:名無しの転生者さん
藤崎版の太公望かもしれないだろ!
228:名無しの転生者さん
太公望チェリあき?
229:名無しの転生者さん
何で情報削ごうとするかな? いや、面倒臭がってるんだろうことは分かるんだけど。お前絶対木の剪定下手だわ。必要な枝を切り過ぎなのよ!
230:名無しの転生者さん
>>229
枝葉の一本一枚を気にするような繊細さを僕だよに求めることが間違い
231:名無しの転生者さん
>>229
きっと俺らの聞いた話は、出来事の側面でしかないんだって認識しておくのがちょうどいい
232:名無しの転生者さん
その落ち度に信頼と実績のある僕だよ
234:僕だよ
ちなみに僕は、未だヒトデを「くん」付けで呼んでいる。
追記するならば、そうだな。
僕がヒトデをムッとさせたのは、十一月の末頃だったのだが、その頃にはヒトデも前世を思い出していて、あの場で僕と雑談していたのは、例のエジプトへの旅の記憶のある三人だった
おわり
235:名無しの転生者さん
ンッンー
236:名無しの転生者さん
僕だよ! 終わったよ……
237:名無しの転生者さん
要するに、ヒトデが思い出してることスルーして、僕だよはこの話をしてたのね
238:名無しの転生者さん
キレそう
239:名無しの転生者さん
なんていうか……うん、そっか……そっか……
240:名無しの転生者さん
駄目だもう
241:名無しの転生者さん
その三人の輪になんで僕だよがいるのよ
242:名無しの転生者さん
知らないけど知ってた
243:僕だよ
>>241
僕がチェリー院と話しているところに、電柱頭とヒトデが加わってできた輪だから許してほしい。僕も、場違いだとは思っていたんだよ
次は、お節介焼きさんの顔の傷がSPW財団で聖痕扱いされている話をするね
244:名無しの転生者さん
お茶返して
245:名無しの転生者さん
容赦せん
246:名無しの転生者さん
アイエエエ聖痕ナンデ!?
247:名無しの転生者さん
待ってv 待ってv
248:名無しの転生者さん
ヒトデ達のことで色々言いたいことがあったはずなのに、「聖痕」の単語ひとつで、頭の中からすっ飛んじゃったんだけど
249:名無しの転生者さん
もうやだwwww
250:名無しの転生者さん
どういうことなの
251:僕だよ
さて、どう説明したものか。
そもそも、この世界では「SPW」という人物が、一種の伝説の人物のように語り継がれている。
この世界での財団創設者は、本人も有能ながら、橋渡しの上手い人で、人に好かれ慕われていたらしいのだが。そんな創設者が尊敬する人物として、度々名を挙げ、語っていたのがSPWという人物についてだった。
創設者は、自身の名ではなく尊敬する人物の名を、財団につけたというわけだね。
もちろん、この世界では、当時は存在しない人間だ。だが、創設者の語りにSPWの実在を信じる財団員は後を絶たず――きっとこの中には、前世の記憶を持った財団員もいたのだろう――、いつしかSPWは、財団の象徴ともいえる人物の名として、内にも外にも広く知られるようになった、らしい。
252:名無しの転生者さん
アーサー王伝説だとか聖徳太子伝説的な何かを感じる
253:名無しの転生者さん
石油王、そして伝説へ…
254:名無しの転生者さん
キリスト教でいうところのイエス・キリストが、財団でいうところのSPWなのね、そうなのね
255:名無しの転生者さん
何気にお節介焼きとSPWが表記使い分けられてるし……
「お節介焼き」は今生ワゴンで、「SPW」は前世(原作)ワゴンor名称としてのワゴンか
256:名無しの転生者さん
ワゴン(車輪付き)
257:名無しの転生者さん
なぁにこれぇ
258:僕だよ
それとは別に、財団の総代表は代々「SPW」という、役職名や名誉称号ともいえる肩書きを持つことになっている。当代のSPWは、お節介焼きの今生での祖父にあたる人だ。
そんな当代SPWの孫――お節介焼きには、生まれながらにして、顔に傷があった。財団創設者の残した、SPWの肖像にそっくりな顔の傷が。
あまりにも似た傷であるので、誰が取り決めたわけでもないが、その傷は聖痕だといわれ、お節介焼きはSPWの生まれ変わりなのではないかと囁かれるようになったらしい。
これが、お節介焼きの顔の傷が聖痕扱いされた話
259:名無しの転生者さん
う、うわあ……
260:名無しの転生者さん
実際生まれ変わりなんだよなあ
261:名無しの転生者さん
マジで前世SPWが聖者扱いじゃねーかwwww
262:名無しの転生者さん
お節介焼きは生き辛そうだけど聞いてる分には笑える
263:名無しの転生者さん
この話が出た時から、コーラが変なとこに入って噎せてるんだけど
さっき、持ってたピザも落としたんだけど。どうしてくれんの?
264:僕だよ
僕は紳士さんから、世間話としてこの話を聞かされて、あくまでにこやかに相槌を打ちながら、笑いを堪える苦行をした
265:名無しの転生者さん
あっ
267:名無しの転生者さん
ンンンンwwww
268:名無しの転生者さん
これは苦行ですわ
269:名無しの転生者さん
紳士天然かよ……
270:名無しの転生者さん
その内容がどうやったらにこやかに語られる世間話になるの?(憔悴)
271:僕だよ
紳士さんは、自身の兄弟をはじめとした、前世の記憶を持つ人がこの世界には存在していることをご存じだ。お節介焼きさんが、前世の自身と関わりのある人であることも知っている。
だが、前世のお節介焼きさんのことは伝聞でしか知らない。そして、「SPW」が前世のお節介焼きさんを指すものだと知っている。
「聖痕」なんて仰々しい表現も、紳士さんの中でのSPWのイメージならば違和感なく受け取られてしまうものらしい。
隣で聞きつつ、たまに相槌や補足をいれていたお節介焼きさんは、紳士さんに尊敬の念を向けられて、満更でもなさそうだったが、過剰評価に途中から頭を抱えていた。
272:名無しの転生者さん
解説王ーーーッ!
273:名無しの転生者さん
さらっとその場にお節介焼きがいたことを語る僕だよに殺意が湧いてくる
274:名無しの転生者さん
解説王がまるで勘違いもの系主人公のように……
275:僕だよ
>>274
お節介焼きの一族は、祖先が財団に助けられ、それから代々尽くしてきたような立場にあるらしく、当代SPWを含め、お節介焼きの今生の親類は、ほぼ財団関係者だ。
生まれながらにして、前世の自分を勘違いされるという立場には、ずっと居たことになるだろう。
お節介焼きさんは、別に家族に仰々しく接されるわけではないが、その顔の傷に恥じない生き方をしなさいと、ことあるごとに言われてきたらしい
276:名無しの転生者さん
本人なんだよなあ……
277:名無しの転生者さん
これは、実際に生まれ変わりでも、そのことひた隠しにしちゃいますわ
278:名無しの転生者さん
そんな調子で、お節介焼きと紳士の関係大丈夫なの?
279:名無しの転生者さん
財団員=エリートみたいなイメージがあるせいで、お節介焼きからエリート一家のお坊ちゃまなオーラを感じている
280:名無しの転生者さん
食屍鬼街(オウガーストリート)生活とは大違いじゃねーか
281:名無しの転生者さん
ん? お節介焼きは日本出身? だと、財団本部も日本にあるの?
282:僕だよ
>>279
実際、御坊ちゃまだとか、御曹司のようなものだと思う。
たまに護衛らしき人が彼についていたり、お手伝いさんがいるようなことをこぼしていたので。尚、護衛らしき人よりも紳士の方がガタイはいい
>>281
財団本部は、アメリカ・テキサス州にある。お節介焼きさんもそこの出身らしいが、一族のルーツはイギリスにあるとか、なんとか。
紳士の尊敬は、あくまで前世のお節介焼きに対してのもので、今生のお節介焼きを神聖視するなどはしていないことが、救いといえば救い、なのだろうか
283:名無しの転生者さん
まるで要人警護
284:名無しの転生者さん
ボディーガードさんの強さは、きっとガタイの大きさに縛られない何かだから(震え声)
285:名無しの転生者さん
日本じゃないのか、目黒じゃないのか
286:名無しの転生者さん
目黒にあるのは支部だろはっきりわかんだね
287:名無しの転生者さん
まじでお坊っちゃまなんじゃないか
288:名無しの転生者さん
紳士が前世を憶えていない弊害がこんな風に出るとはなあ……
289:僕だよ
話はこれで以上になる。ここまで聞いてくれてありがとう。
さて、それでは僕はヒトデに殴られてくる。生きていたならまた会おう
アリーヴェデルチ!
290:名無しの転生者さん
ファッ!?
291:名無しの転生者さん
なんでや
292:名無しの転生者さん
ついに僕だよさん裁かれちゃうの?
293:名無しの転生者さん
なに悪いことしたの?
294:名無しの転生者さん
呼び名か、呼び名のせいか。未だに「くん」付けだっていってたもんな、そうか
295:名無しの転生者さん
こ れ ぞ 自 業 自 得
296:名無しの転生者さん
え、流石にここで落ちるとかないだろ? 落ちるにせよもうちょっと上手い締め方あっただろ?
嘘だろ? 終わり?
297:名無しの転生者さん
おーい出てこーい
298:名無しの転生者さん
そこからは何の反響もない
299:名無しの転生者さん
その後、僕だよの姿を見た者はいない
300:名無しの転生者さん
(あかん)
301:名無しの転生者さん
僕だよおやすみ(永眠)しちゃうの?
302:名無しの転生者さん
あっ、今スレの寝落ちってそういう()
303:名無しの転生者さん
なんかよくわからんが、無事戻ってこいよ……
・
・
・
39/84
< 戻る [bkm]