時間が止まるわけないだろ! いい加減にしろ!
ファンタジーやメルヘンを信じない現実主義だからこそ、自分のいる世界が創作物だと認識・理解してしまうモブ女の話
きっかけは、DIOのザ・ワールドの能力を知ったこと。
もし本当に時間が止まったなら、止まった時間の中で動けるはずがない。物質の運動がゼロ、空気はカチコチ。たとえ動けたとしても、止まった時間の中にあるものに影響を加えることはできない。それが「時が止まる」ということ。
「スタンドだから」で思考停止するのはいただけない。スタンドが本当に「時を止める能力」なら、起きようはずもない現象なのだから。
能力が、概念的な働き方をしている。
起こりうるはずもないことが、事実起きている。
現実主義者のモブ女は、ここが現実じゃないからファンタジーやメルヘンな出来事が起こるのだと思考する。私にとっての現実は、きっと、誰かにとっては現実ではない、創作物なのだと。
多分このモブ女がスタンドを持ったら、能力は自分の信じる現実が現実になるとかいう謎能力になる。現実を創作物と認識したことで、擬似的に三次元的立場に立って現実を二次元に置けるようになったとかなんとか。
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