▽2017/01/25(Wed)
嗚呼焦がれ
「先生」
「なんだい」
「今のお薬じゃ到底死ねませんよ」
「おや、それは知らなかった」
「言ってよかったです」
「……なぜ君は知っていたのかな」
「先生の真似事をしたけど死ねなかったから」
「……」
「先生みたいに死にたかったのだけれど、上手くいかなかったから。7月24日にたくさんの薬を飲んで昏睡状態になったのに、死ねなかったから」
「穂吉」
「なに」
「そうしてまで僕に近づきたいのかい」
「うん」
「……それは」
「ん」
「……いや、やめておこう。なんでもないよ、なんでも」
愛か執着か、羨望か