▽2017/01/25(Wed)
いいよ
朔「司書さんは役目を終えたらどうするの」
「以前の職場に戻るだけだよ」
朔「自分たちはどうなるのかな」
「消えてしまうだろうね」
朔「……人間になる方法があるって、聞いたよ」
「……」
朔「ねえ司書さん、……穂吉、どうか自分を」
「人間になった君に敬慕することは出来ない」
朔「……」
「僕は人が嫌いだ。こうして曲がりなりにも対等に対話できているのは、貴方達が不完全な人の肉を纏った生命体だからだ」
朔「……(ぎゅっ)」
「なんだよ、怒るのは筋違」
朔「なら、ならなくていい」
「い……」
朔「人間じゃなくていい」
「……あのさあ」
朔「(ぎゅぅ)」
「痛い」
朔「自分が本当の意味で人間に成ってしまったら、孤独に逆戻りしてしまう。そうだと言うのなら、自分は人間じゃなくていいよ」
「……」
朔「ずっとこのままでいい」
「……(僕は、なんて言葉をかけたらいいんだろうか)」