こころまい
僕「……苦手だ」
中原「何がだよ」
僕「有島」
中原「アリシマ?」
僕「さっき転生した白樺派のアレ」
中原「ああ……って、アレ呼ばわりはねえだろ」
僕「苦手だ……」
中原「頭まで抱えやがって。そんなに合わねえタイプなのかぁ?」
僕「先生と似てるんだよ……」
中原「!」
僕「死に救いを求める姿勢と、普段の雰囲気が、どことなく先生に似ている」
中原「……なるほどな。その苦手≠ゥ」
僕「……ん」
中原「あー……あんま気負いすぎんじゃねーぞ」
僕「うん……」
中原「とりあえず紅茶でも飲めや。淹れてきてやるからよ」
僕「下手……」
中原「ぶん殴るぞ」

日常
僕「……氏が有島武郎殿ですね。初めまして、私はこの図書館にて特務司書を勤めております、海音海月と申します。今後ともよろしくお願い致します」
有島「ああ……うん。これからよろしくね(スッ)」
僕「(ズザッ)」
有島「?」
僕「よろしく……(遠ざかりながら)」

有島「志賀くん」
志賀「おお、有島。こんな時間に呼び起こされてあんたも災難だな」
有島「まさか生き返るだなんて、魔法のようだよ」
志賀「違いない」
有島「ところで」
志賀「うん?なんだ?」
有島「司書は僕のことをあまり気に入っていないのだろうか」
志賀「ああ……それはな、あいつどうも白樺派……十中八九俺が原因なんだが……ともかく白樺派をよく思っていないらしい」
有島「! それはどうして」
志賀「さあな。ただ一つ言えるのは、あのチビもあの歳でいっちょ前に文学者ってこった」
有島「……」
志賀「おいおい、あまり思い込むなよ?」
有島「……うん」

イベント
僕「有島……たけろう?なんて読むんだこれ。ぶろう?」
太宰「律儀に調べるところに穂吉の人の良さが出てるよね」
僕「黙れ。……たけお!?これたけおって読むの!?」
太宰「普通はそう読めないよなあ」
僕「ほーん……そうか……(ごそごそ)」
太宰「今度は何をするのさ」
僕「せめて一作品は読もうかと……」
太宰「…………穂吉ってやっぱり優しいよね」
僕「どこがだよ……批判材料を集めてるだけなんだけど……」
太宰「君がそれでいいならいいんだけどさ」
僕「ああ……?」

イベント
(……)じっ
「(ねみー)」
(ちゅーやくん改めてよく見たらまつ毛長いな……肌白い……小顔……髪さらさら……)
「(だりー)」
(あ、あれまって?もしかしなくてもとても魅力的なのでは?)
「(そろそろ寝っかなぁ)」
好き……。
「いきなりなんだよおまえはよぉ」
あれ……?
「ああ?」
声に……出てましたか……?
「モロに出てたわ」
ええ…………。
「何照れてんだよ気持ちわりぃな」
待って!
「何をだよ……」
ちゅーやくんなら目に入れても痛くなさそう!
「……あー……ストップ。マジで目に入れようとすんのやめろ」

キレそう!
「寝ろ」
議題。ちゅーやくんが何故こんなに好きなのかについて。
「寝ろ起こすな」
ちゅーやくんは天使だったのでは……?
「戯けんな寝ろ」
ツンツンなところも好きだよ。
「すげーな、日本語同士なのに全く会話になってねえ」

「お前日に日に就寝時間ずれてねえか?」
ばれたか!
「そんなんだからニキビできんだよ」
人が気にしていることをよくもまあズケズケと!好き!
「話にならねえ」
恋は盲目ってやつだねえ。
「盲目どころじゃねえよもう目ぇ潰れてんだろお前の場合」
君への愛に刺されたか……。
「気持ち悪い近寄んな」

駆け落ち録
可愛い子ってさあ、
「あん?」
殺したくなるよね。
「ならねえよ!?」
太宰とか見てたら握り潰したくなる。
「おまえあいつのことどんな目で見てんだ!?」
ひよこ。
「ひよこ……」
ひよこも握り潰したい。
「もうやめてくれ……」
鳥類殺したい。
「やめてくれ……」


「(こいつオレのこともカワイイカワイイぬかしやがるが、まさか変な目で見られてねえだろうな……?)」
(かわいいなあ)
「(悪寒が……)」ぞわっ
(ほんとかわいい)にこにこ
「んだよその顔……」ぞわぞわ
別に?(殺すには惜しい)
「(脳内で滅多刺しにされてそうで嫌だわ……)」ぞわぞわ

駆け落ち録



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