賢者の石編 1話
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その人物、ダドリーは父親顔負けな程に顔を真っ赤にして此方にやってくる。
「あら、ダドリー。顔を真っ赤にしてどうしたの?」
「レン!」
どうしてハリーなんかと話てるんだ!と言いたげな…というか、誰が見てもその顔が訴えている様な表情を浮かべながら、彼女の名を呼ぶと、レンは苦笑を浮かべた。
「私は、ハリーに貴方の場所を聞いていただけよ。貴方を探していたの。」
「僕を?」
レンのその台詞を聞くと、ダドリーの表情はコロッと変わり、今度は違う意味で頬を紅く染めている。
「えぇ、今日でこの学校も終わりでしょ?色々楽しかったしお礼を言おうと思って」
色々話もしたいし、一緒に帰らない?とレンは付け加えるとダドリーは首が取れるのではないかというほど勢い良く首を縦に振った。
「それじゃ、ハリー。またいつか。」
「うん。元気でね」
そうハリーと言葉を交わすと、レンは不意にくすっと笑う。
ハリーはどうして笑われたか判らなかったのかきょとんとしてみせると
「ハリー動かないで?塵がついてるわ」
レンはハリーに近付き塵を取るふりをし、ハリーに気付かれない様に上着のポケットにカードを忍ばせ
”きっと直ぐにまた会えると思うわ”と小さく囁いてその場を後にしたのだった。
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