賢者の石編 1話
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「ねぇハリー?」
学校も今日で終わり夏休み明けには新しい学校生活が待っているからか、辺りの生徒たちが浮足立っている中、レンはハリーに声をかけるとハリーは驚いた仕草をみせた。
「えっと…どうかした?」
普段はダドリーに虐められているせいでハリーに声をかけてくる人などいない。
…はずなのに、彼女は違った。
彼女とは世間話はしないが用事がある時だけ普通にハリーに声をかけてきていたし、ダドリーに虐められて逃げているハリーを見つければ、バレない様に陰ながら助ける時もある。
「あまり、学校生活で話した事はなかったけれど、色々と楽しかったわ」
今日で、この学校を卒業するからか、彼女はハリーに”ありがとう”と言って手を差し出した。
ハリーはそれに慌てて手を差し出し握手をすると”こちらこそ色々とありがとう”と言葉を返す。
「私がやりたい事をしているだけだから」
彼女はそう言うと微笑み、ハリーも釣られて微笑み返す。
「ハリー!!」
そんな時だった。
ハリーは、しまったという様な表情を見せると振り返り、自分の名を呼んだ人物を見た。
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