賢者の石編 22話
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「行っちゃったけど…なんかあったの?」
「えっと…その…ごめん。やっぱりちょっと行ってくる!」
レンは言い難そうにしていたが、そう言うと双子の後を追いかけていく。
「ジョージ!フレッド!…ま、待ってっ!」
暫く走ったところで2人の姿が見えると、大きな声でそう叫ぶのと同時に壁に手をつき、息を切らしその場に足を止める。
双子は不思議そうに首を傾げ声がした方向を見て呼びとめたのがレンだと解ると互いに顔を見合わせ何かを話し、ゆっくりと近付く。
側まで来た時には、なにやら不自然な距離感があったにレンは嫌な予感がした。
いつも直ぐ側まで来てくれる彼らと何処か違っていた。
「あの…」
「どうした?」
「……」
レンは口が開かなかった…。なんだろうこの不自然な空気は…。
「用がないなら俺ら急いでるから行くけど…」
「あのっ!」
顔を上げフレッドの瞳を見つめれば直ぐに逸らされ、ジョージも自分の目を見ようとしなかった。
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