賢者の石編 25話
しおりを挟む
「でも、ロン。貴方は医務室へ行かなきゃ。」
「ドラゴンに噛まれた事がばれたら台無しじゃないか!」
「だけど、ノルウェー・リッジバックの牙には毒があるの。応急処置はしたつもりだけど…」
「ならドラゴンを渡してからいくよ」
それ以上なにを言ってもロンの意見は変わらなかった。
レンは心配だったが、取り敢えずは様子を見る為にそれ以上何も言わなかった。
だが次の日の朝、段々と手は腫れていき2倍以上の大きさになっていく。
昼過ぎには気持ちの悪い緑色に傷口が変色し、医務室へやっと行く気になった様だった。
レンは、ハリー、ハーマイオニーと共に授業が終わると急いで医務室に向かう。
「手だけじゃないんだ…」
ロンが声をひそめる。
「手は痛いけど…応急処置がなかったらもっと痛んでたってマダム・ポンフリーが言ってた。けど…マルフォイが来たんだ。僕の事を笑いに来て、何に噛まれたかマダム・ポンフリーに言いつけるって脅すんだ…」
酷く落ち込むロンを皆で宥めようとしていたが、ハーマイオニーの「土曜の真夜中で全て終わる」という言葉が更に悪化させた。
4/5
←前へ    次へ→
目次へ