賢者の石編 27話
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「書き取りだって?それがなんの役に立つ?役に立つ事をしろ、さもなきゃ退学しろ。お前の父さんが追い出された方がましだって言うなら、さっさと城に戻って荷物をまとめろ!さぁ行け!」
ハグリッドはきつくそう言うと、ドラコはハグリッドを睨みつけながら動きはせず、レンがそっと背中を撫でると、観念したのか視線を落とした。
「よーし、それじゃよーく聞いてくれ。なんせ、俺達が今夜やろうとしている事は危険なんだ。軽はずみな事をしちゃいかん。もし俺だけで皆を守れない様だったらレン、お前さんにも”力”を貸してもらいたい…大丈夫か?」
「問題ないわ。空耳が煩くて気分が悪いだけだから。」
レンがいつもの調子でそう言うと、ハグリッドは安心した様に先頭を歩く。
森の外れまでやってくるとランプを高く上げハグリッドは暗く生い茂った木々の置くへを消えていく細い曲がりくねった獣道を指した。
「あそこを見ろ。地面に光った物が見えるか?銀色の物が見えるか?一角獣の血だ。今週になって二回目だ。助からないなら苦しまない様にしてやらねばならん。」
「ユニコーン(一角獣)を襲った奴が先に僕達を見つけたらどうするんだい?」
「俺やファングと一緒におれば森に住む奴は誰もお前達を傷つけたりはせん。よーし、二組に分かれて別々の道を行こう。」
「僕はファングと一緒が良い」直ぐにドラコはファングの長い牙を見てそう言う。
「よかろう。断っとくがそいつは臆病じゃよ。」
ドラコが嫌そうな顔をした。
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