賢者の石編 28話
レンはしっかりと前を見て、時折足場が悪い場所があればネビルやドラコに注意を促しながらゆっくりと前に進む。
「あ…あれ?」
レンは森の中に何か黒い物が動くのを見つけ、ドラコの手を離しそれに杖を向けた時だった。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
突然ネビルが叫び声を上げ、空へ赤い光を打ち上げパニックに陥る。
一瞬ネビルに視線をやり、また視線を戻した時は黒いものは居なくなっていた。
「なにしてるの!」
「ちょっと悪戯しただけだよ…」
後ろからネビルを脅かしたらしく、ドラコはニヤリと笑んでいる。
「ネビル?落ち着いて。」
ネビルの前に膝立ちし、頭を優しく撫でてやる。ネビルはボロボロ泣きながら息を切らしようやく落ち着くと、ハグリッドが姿を現した。
「あー…ハグリッド…ごめんなさい。」
レンは事情を話すとハグリッドはカンカンになって怒っていた。
それもそのはず、つい先程「軽はずみな事をしちゃいかん」と言われたばかりなのだ。
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