賢者の石編 3話
「お嬢様、お食事の準備が整いましたでございます」
着替え終え暫くそこに立ち尽くしていたのだろう、シャルが遠慮がちに声を掛けてきてくれたので慌ててそれに答える。
「ありがとうシャル。今日は食事が終わったらダイアゴン横丁に行くから昼食は要らないわ」
「シャルは判りましたでございます」
いつもシャルが作ってくれる食事はとても美味しい。
レンは席に着き用意してくれた朝食を食べ始める。
「シャル…いつもありがとう。」
レンが不意にそう言うと、シャルは「勿体無いお言葉でございます」と涙をボロボロこぼしながら言う。
「でもホグワーツに行くようになってからはあまり会えなくなってしまうのね。」
「夏休みにはお帰りになりますです。シャルはお嬢様のお帰りをお待ちしていますでございます。」
シャルは涙を溢しながらそう言ってくれる。
レンは自分の帰りを待つ人がいる。
それだけでもとても嬉しかった。
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