賢者の石編 28話
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「ぎゃああああぁぁぁ!!!」
ドラコが絶叫してファングと共に走って逃げる。
レンは仕方なさそうに、空へ赤と緑の光を交互に打ち上げる。
「ハリー、貴方も早く逃げて!」
ハリーは立ち尽くしていた。
恐怖で動けなくなってしまったのだろうかとレンは思ったが、ハリーから視線を戻した時、フードをかぶった者が顔を上げ口から一角獣の血を滴らせながら此方へ滑る様に近付いてくるとハリーはよろめきながら頭を押さえていた。
レンは数歩ハリーの前へ走り出て盾となる様に杖を構える。
“クレスメントの血よ、我が意思に従え…”
レンは心の中で強くそう唱え片手を突き出す。
クレスメントの血の力を使う為には、呪文の様にこの言葉を唱えなければならない。
試した事がはない魔法だけど、どうか使えて…!
レンは祈るように強くそう思った。
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