賢者の石編 28話
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消したというよりは走りながら感覚を研ぎ澄ませる。
ハグリッドの気配を感じ取ると、フィレンツェに此方だと判るように印を残しながら走っていった。

それから少し走ると、ハーマイオニーとネビル、そしてドラコとファングを引き連れたハグリッドを見つけ走る足を止め乱れた息を整える。
「レン、無事の様だな…ハリーはどうした?」
「フィレンツェが…今こっちに連れて来てくれるわ。」
息を整えると、辺りを見渡す。
「良かった、ドラコもファングも無事で。…ハグリッド、一角獣が居たわ…亡くなってて…血を飲んでる人もいたの」
「ハリー!」
レンがそう言うと、ハーマイオニーがハリーの姿を発見したのかフィレンツェの背に乗ってここまで来たハリーの下に近付き安心した様に微笑む。
「ハリー…貴方、大丈夫?」
「ハグリッド、ユニコーンが死んでる。森の奥の開けた所にいたよ。」
「ここで別れましょう。君はもう安全だ。」
「フィレンツェ、ありがとう…助かりました。」
ハリーがフィレンツェの背から滑り降りる姿を見ながら、レンはそうフィレンツェに言うと微笑んだようにレンは見えた。
「幸運を祈りますよ、ハリー・ポッター。ケンタウルスでさえも惑星の読みを間違えた事がある。今回もそうなります様に。」
フィレンツェは森の奥深くへ緩やかに走り去った。

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