賢者の石編 29話
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「あー…ミス・クレスメント…よよよろしいですか?」
独特のどもりが聞こえ、レンは振り返る。
「クィレル先生、こんにちは。」
「テストは…ど、どうでしたか?」
「何とか上手くいったと思っています。」
レンがいつもの笑みの仮面の表情でそう言うと、クィレルは「それは良かった」と言葉を漏らす。
「あー…もし、お時間があれば…おお、お渡ししたい物があるのです。一緒に来ていただけますかな?」
レンは小さく首を傾げると、小さく頷きクィレルの後ろをついていった。
クィレルの為に用意された部屋なのだろう、そんな部屋に案内されるとレンは言われるがまま椅子に座ってクィレルを待つ。
少しするとクィレルは一枚の紙を持ってきてレンの前に差し出す。
「これは…」
一枚の写真だった。
自分に少し似ている女性が、ホグワーツの制服を着ており、ニッコリ笑ってからその場でくるりと回って小さく舌を出している。
自分とは違い明るく、何処か双子にも雰囲気が似た綺麗な女性だった。
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