賢者の石編 30話
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「全くその通りだ。知らなかったのか?お前の父親とセブルスはホグワーツの同窓だった。互いに毛嫌いしていた。だがお前を殺そうなんて思わない」
「でもニ、三日前、貴方が泣いているのを聞きました。スネイプが脅してるんだと思った。」
そうハリーが言うとクィレルの顔に恐怖が過ぎる。
「あの方は偉大な魔法使いだし、私は弱い…時にはご主人様の命令に従う事が難しい時もある」
「あの時、ヴォルデモートも同じ部屋にいたの?」
「私の行く所、何処にでもあの方がいらっしゃる。」
クィレルは小さくそう言うと話し続けた。
「世界旅行をしている時、あの方に初めて出会った。当時私は愚かな若輩だったし、善悪について馬鹿げた考えしか持っていなかった。ヴォルデモート卿は私がいかに誤っているか教えて下さった。」
「ヴォルデモートの巧みな話術に引っかかり下僕と化したのね?…それで賢者の石を盗もうとした。グリンゴッツへ侵入したのも貴方なんでしょう?…だけどヴォルデモートはミスを簡単に許す人じゃない。弱っているヴォルデモートは貴方になにを要求した?一角獣の血?」
レンがそう言うと突然クィレルは震えだす。
「あぁ…私に酷くご立腹で罰した…私の間近でいつも見張っていなければと決心なさった…」
それからクィレルは焦った様子を見せながら「どうしたら石が手に入るんだ!」とブツブツ独り言を言い、ハリーはクィレルより早く石を手に入れようと真剣だった。
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