賢者の石編 31話
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『さぁ、娘よ…父の為に、ハリーから石を奪うのだ』
「嫌よ。私は貴方の手足になんかならない!」
レンがそう言うとヴォルデモートは『捕まえろ!』とクィレルに命令した。
ハリーはその声と同時に来た道を引き返し逃げるように走って行った。
「させるもんかっ!」レンは盾なる様に立ち塞がり、杖は無いがあの力で結界を張ろうとした。
ハリーはそれを振り向き見た時だった。
レンはクィレルに魔法で弾き飛ばされ壁に強く背を打ち付けると、そのまま高い位置から下に叩きつけられる。
「レン!…ッ!うあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
レンを助けようとハリーが動いた時だった。
クィレルがハリーの手を掴み捕まえると、ハリーは苦痛の叫びを上げる。
ヴォルデモートと繋がってるクィレルだ、ハリーの額の傷が痛むのだろう。
だが、ハリーにはヴォルデモートの死の呪いを跳ね返した”力“がある。
同時にクィレルも苦痛の声をあげた。
激しい痛みがクィレルを襲い、ハリーを掴むその手は焼け爛れる。
だがそんな事を気にもせずヴォルデモートは『殺せ!始末してしまうのだ!』と叫びを上げている。
レンは痛む体に鞭を打ち、ふらつきながら立ち上がると「助けなきゃ」と小さく呟き歩き出す。
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