賢者の石編 31話
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「レン?」
暫くの沈黙の後、毛布を被って蹲っているレンにカーテン越しにハリーの声が聞こえた。
が、その呼び声に返事を返す事は出来なかった。
カーテンが少しだけ開く音がし、レンは中の様子を窺っているハリーの姿が想像できる。
その表情が怒っているのか恨んでいるのか良く判らない。
「ハリーや…レンはの、ハリーが友と言ってくれた時、凄く嬉しかったそうじゃ。同時に後悔しておった。いつかは必ず全てを知られてしまう時が来る。その時にハリーを傷つけてしまうと…」
ハリーはカーテンを開けたまま、レンのベッドの空いている所に少しだけ腰掛けてダンブルドアと向かい合わせになると、ダンブルドアはそっとハリーの頭を撫でた。
「ヴォルデモートの子供というよりは、クレスメントの家系でレンの母親は酷く嫌われておっての。その所為でレンは親戚に好かれておらんかった。独りで暮らされていたのをワシはよく知っていた。だからワシが頼んだのだよ。家の扉を一つプリベット道りに繋ぎハリーが困った時は助けてやってくれんかと。あの子には友達が必要だと…そうわしは思ったのでの、自分が信じられる人物からの接触もなるべく答える様にと言うて聞かせた。」
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