賢者の石編 最終話
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レンは小さく「どうぞ」と短く言い、三人が入って来るのを確認するとまた窓の外を見ながら物思いに耽った。
列車は暫く止まっていたが、ゆっくりと走り出し窓の外の景色が流れていく。
ハグリッドが手を振っていて、レンも小さく手を振り返し、そのまま景色を眺めレンは一言も話をしなかった。
キングクロス駅の9と3/4番線に着くのは速かった。
皆が足早に荷物を持ち列車を離れ家族との対面を喜んでいる。
ハーマイオニーを先頭に、ロン、レン、ハリーと続き列車を下りる。
が、プラットホームはなかなか出られなかった。
一気に出て行けばマグルに驚かれてしまう為、係員が数名ずつ送り出していたのだ。
「ねぇレン…僕は気にしてないし、2人にはまだ何も言ってないよ。」
ハリーはレンの隣に立つと小声でそう声を掛けた。
「僕からよりレンから言う方が良いと思うんだ…でも二人もちゃんと受け入れてくれると思うよ。」
「ハリー…無理していない?」
不安げなレンのその言葉に、ハリーは微笑み小さく頷くと、レンの心に暖かい感情が広がった。
正直嬉しかった…ダンブルドアに言った言葉が本心だとレンはどうしても思えなかったからだった。
「ハリー…あの…ずっと黙っていてごめんなさい。」
「ううん。良いんだ。僕がレンでも伝える事なんて出来ないもの。」
「あの…私、絶対にハリーを裏切らないわ。父と同じ道に進んだりハリーを裏切るなら死んだ方がマシ。だから…だからね?」
レンが続きを言いかけた時だった。
ロンが二人が話してるのに気付き振り返ると、自分も仲間に入れてくれと言いたそうな表情で二人を見つめハーマイオニーも振り返りレンを見ている。
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