番外編-ジョージ視点-
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「なぁ兄弟。こんなのはどうだ?」
我らが得意分野、悪戯で打ち解ける作戦を持ち出すフレッド。
さすが俺の相棒なだけある。
風船に笑い薬を仕込ませ、レンが来た時に割る。
俺らが実験をしようとしたところ、誤ってレンに当たってしまったという事にする。
この作戦は上手くいっていた。
あんなに笑ったレンを見たのは初めてだったし…
だけど俺らとしたことが、薬の配分を間違え予想以上に効きすぎた。
結果、効果が切れるまで笑い続けることになってしまった訳で。

侘びとして俺は膝を枕代わりに提供。
どうしたものかと相棒と話をしてるが、その間一言もレンは話さない。
これは打ち解ける前に撃沈。

そう思った時だった。
「怒ってるわけじゃないの」
レンはそう良い、俺らは救われた気分だった。
安心したら腹が減った。
俺らはこの無言の間、レンが何を考えていたかなんて判らなかった。
「ごめんね」
消えそうな苦しそうなそんな声で小さく呟いたのを俺は確かに聞いた。
聞こえなかったフリをして振り向いてみれば、そこにはいつもと変わらないレンの姿。
本当俺らはレンの事なんて、何一つ解ってなかったんだ。
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