賢者の石編 9話
金曜の朝、ハリーとロンは初めて一度も迷わずに大広間に辿り着いたと大喜びで食事をしていた。
「今日の授業なんだっけ?」
「スリザリンの連中と一緒に魔法薬学さ。スネイプはいつもスリザリンを贔屓するんだ」
「スネイプってあの黒髪で長マントの先生よね?」
レンがそう尋ねると、ロンはコクリと頷いた。
「マクゴナガルが贔屓してくれたら良いのに」
「誰にでも平等に授業をしてくれる先生の方が素晴らしいと思うけど…。」
レンがそう言うと、二人はちぇ…と残念そうな表情をする。
するとバサバサッと羽を羽ばたかせる音と同時に皆が音の方へと向く。
これ位の時間になると何百羽という梟が大広間にやって来ては、目的の人物に手紙や小包みを落としていくのだ。
「ねぇ、ハリー。ヘドウィグよ」
レンは真っ白できれいな梟を見つけハリーに伝えると、ハリーは嬉しそうにヘドウィグを見つめ、ヘドウィグはハリーを見付けると、ハリーの目の前に手紙を置いた。
丁度その時、レンの前にも小さな梟がやってきて手紙を一通ぽとりと落とし、机の上に止まったまま「ホー」と鳴いている。
レンは梟の嘴を優しく撫でながら、その手紙を開いた。
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