賢者の石編 10話
それから2人に別れを告げると、レンは教わった通りの道順で魔法薬学の授業の教室である地下に向かった。
「あぁ、レンじゃないか。久し振りだな。」
そう言う声に、レンは少しだけ後悔の念があった。
ふぅと小さく溜息をつくと振り返り声の主を確かめる。
「おはよう、ドラコ。それとクラッブとゴイルも。」
「あぁ、おはよう。今日は一緒の授業だったね。僕は楽しみにしていたんだ。」
きっとハリーを嘲笑えるからであろうとレンは思い苦笑を浮かべた。
「キミと一緒の授業だなんて、嬉しい事だろ?」
ドラコがそう言うとクラッブとゴイルもコクコクと首を縦に振る。
「それは……いえ、何でもないわ。」
レンは小さく呟いた。
「レン?」
不思議そうな表情を浮かべられてしまいレンは苦笑した。
「ううん、本当に何でもないの。…私自身と一緒で喜んでくれているのなら、嬉しいわ」
レンはそうとだけ言い、さっさと教室の中へと入って行った。
そこは地下牢のような教室で、マグルの学校の理科室をグレードアップさせた感じだと思った。
あの独特の雰囲気の教室がよく似ている。
レンは適当な席に座ると、ドラコ達はレンの通路を挟んだ隣の席に座った。
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