賢者の石編 12話
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「レン、一緒に教室まで行かない?」
そうハーマイオニーに声をかけられてレンはぼーっとカボチャジュースを飲んでいた手を止め小さく頷き立ち上げると、ハーマイオニーの歩調に合わせて歩き出す。
「レン!」
大広間の扉を出るとすぐに背後から声をかけられ、レンは振り返る。
ハーマイオニーはその人物を目にした途端、嫌そうに「少し先で待っているわ」と言うと先に行ってしまった。
「ドラコ…そんなに急いでどうしたの?」
レンはハーマイオニーを見送ると声を掛けた主にそう言うと、ドラコは青白い顔をほんのりと赤くし包みを一つ手渡す。
「父さんから。僕もさっき少し食べたけど美味しかったよ。新作のお菓子なんだ。」
「あら、ありがとう。後でお礼を言わなくちゃ。」
「父さんは嘆いていたよ。まさかレンがグリフィンドールになるなんて考えもしなかったって。」
「でも私の母はグリフィンドールだったから…その可能性もあったのかもしれないわ。私もグリフィンドールに入れるなんて思いもしなかったけど。」
きっとレンの意味はドラコ達が言っている悪い意味ではなく良い意味で言ったのであろう。
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