賢者の石編 12話
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ゆっくりと地上へ降りていっているのだが、そのもがきっぷりにレンもバランスを保つ事が出来ずとうとう箒から地面へと吸い寄せられる様に落ちてしまった。
落下してる時は何とも時がゆっくり流れているのだろうかと思った。
このまま落下すれば間違いなく2人ともケガをするだろう。
レンはそんな中、何故だか自分が下敷きになるようネビルを抱き締め庇いそのまま地に叩きつけられた。
耳元でバキッと嫌な音がしたような気がし、レンは打撲の痛みを堪えながら体を起こす。
「大丈夫?」
レンがそう言うが、ネビルは泣き続けるだけで何も答えない。
「手首が折れてるわ」
そう近くからマダム・フーチの声がしてレンは驚きビクついてしまった。
「ミス・クレスメント。貴方もなんていう無茶をしたのですか!」
「…ごめんなさい、先生。どうにか助けたいって思って…」
レンの言葉を聞くと溜息を吐いて魔法で担架を出す。
その担架はレンを地から救い上げる様にすると、そのまま宙を浮きマダム・フーチの隣を飛んでいく。
「私はこの子達を医務室へ連れて行きます。」
そう言い、その間誰も箒を飛ばさない様にと厳重に注意をするとそのまま医務室へと歩いていく。
レンは申し訳なさそうにネビルを見ながら「大丈夫?」と再度声を掛けた。
大分ネビルも落ち着いてきたようで「うん」と小さく頷いて返し、レンはホッと安堵感に満たされた。
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