賢者の石編 13話
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が、声がした時にはもう遅く、レンは一瞬にしてスライムのようなドロッとした液体まみれになり、そのまま地に座り込んでしまった。
「レン、大丈夫?」
状況を読み込めず、きょとんとしたまま声の主を確かめると、そこにはジョージ、後ろで“しまった!”という様な顔をしているのはフレッド。
周りにも何人か寮生がいたが、何も言わず動かずのレンに流石のジョージとフレッドも慌て始め、ジョージは杖を一振りすると変な液体を取り除き、2人ともレンの視線に合わせしゃがみ顔を覗き込む。
「ごめん、レン。ちょっと新しい品物の実験をしてたんだ…」
「…ぷっ」
レンは2人の心配をよそに突然吹き出してしまい、声をあげて笑い始めた。
「…レン?」
「あはははっ…お、お腹…痛いっ」
何がそんなにおかしいのかレン自身もよく判らなかった。
けれど愉快な気持ちでいっぱいになり笑いが止まらない。
瞳を涙で潤ませてお腹を押さえて蹲りながら約5分間笑い続けた。
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