賢者の石編 14話
「ロン、言いすぎよ」
「でもさ、友達が居ない事、薄々気付いてると思うぜ?」
「私はハーマイオニーの友達よ?何か文句あるの?」
レンは多分ムキになったんだろう。
自分なんかが誰かを友達と呼んで良い筈もない。
そう思っているのに…自然と口からはそうもれ、慌ててハーマイオニーの後を追いかけていた。
「ハーマイオニー?」
レンはそのままハーマイオニーの後を追いかけたが、彼女はそのままトイレへ直行し出てこない。
「ほっといて…一人にして…」
という彼女の声は涙声で、レンは気になってその場から離れる事が出来ずにいた。
悲しい時、独りでいる辛さをレンはよく知っている。
取り敢えず彼女が話を出来る様になるまでは待つ事にした。
行儀が悪いが手洗い台の部分に軽く腰掛け鞄をあさるが、時間を潰せそうな物が中に入っておらず、渋々教科書を開き読み始めた。
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