賢者の石編 17話
マルフォイ邸に着くと、笑みを浮かべたナルシッサに、既に荷物を部屋に置き到着を待っていたドラコの姿があった。
「お腹空いているでしょう?すぐに用意しますからね。ドラコ?彼女をいつものお部屋へ連れて行っておあげなさい」
「ナルシッサ、いつもありがとうございます。これから少しの間お世話になります」
レンはそう言い頭を下げる。ナルシッサは笑みを浮かべてキッチンへと向かった。
ドラコに案内されるまま、いつも泊まる時に使わせてもらっている部屋へと案内される。
大きく柔らかいベッドがレンは気に入っていた。
「傷は痛むか?」
「大丈夫。そんなにやわじゃないわ」
「驚いたよ、あんな事が起こるなんて。ルーイもレンを殴るなんて判ってない。僕ならホグワーツに行ってあのポッター達を殴ってやるけどね。レンに悪いところなんて何一つ無いんだ」
レンが荷物を部屋に置き、ベッドに腰掛けるまでの動作を、近くにあった椅子に座りながら眺め、そう力説してみせると、レンは苦笑を浮かべる。
「伯父は…私の母と仲が良くなくて対立しあっていたの。その子供が私だから…きっと好きじゃないんだと思うわ」
だけど…と反論を言いたそうだったが、ドラコはそれ以上この事を話すことを辞める事にしたようだった。
レンはそのまま大きなベッドに体を倒すと、ふわりとした感触が体を優しく包み込む。
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